彼氏や好きな人ができると女性はキラキラ輝いて雰囲気がかわったりしますよね!髪型やメイク、服装までもガラッと変わり、まるで別人のような変貌を遂げる人もいます。これは、女性ならではの心理が関わっているのです。では、なぜ恋をすると女性はこんなにも変わるのでしょうか。今回は、その理由を解明してみましょう。
彼から好きになってもらいたいという女心
気になる彼や好きな彼ができれば、自分の存在を知って欲しいと思いますし、できれば、彼から好きになってもらいたいと思いますよね。そのためには、なんとかして彼に近づこうとしますし、彼の情報を得ようとするでしょう。特に「どんなタイプの女性が好きか?」という部分が知りたくはなりませんか?
もしも、彼の好きなタイプが「女性らしくておとなしい人が好き」と聞いたら、そういう女性になりたいと思うし、彼の前では自然と、おとなしそうに振る舞ってしまうでしょう。
また、雰囲気だけのことではなく、「ロングヘアーが好き」「ミニスカートが好き」など、外見に関することでも、耳にしてしまうとなんとなく髪を伸ばしたくなったり、ショップに行ってミニスカートを手にしてみたりという経験は、誰でも一度くらいはあると思います。
これは、好きな男性に自分をアピールしたいし、好きな人の好みに合う女性になりたいという、潜在意識からの気持ちの現れで、心理学的には「印象操作」と呼ばれています。
無意識に印象操作を行うこともある
この印象操作は、男性も多少は行いますが、圧倒的に女性の方が多いということが、心理学の実験でもあきらかになっています。
たとえ、私はそんなことはないけどな…と、感じたとしても、自分が好きなタイプのすごくかっこいい男性が現れて、「きっとショートヘアーが似合うと思うよ、ぼくはショートヘアーの女の子が大好きなんだ」など、甘い言葉をかけられてしまったら、やっぱり気持ちが揺らぐし「切ってもいいかな…」と、意識してしまいそうでしょう。
ここまで、あからさまな経験はないとしても、誰もが憧れるような素敵な独身男性が身近にいて、「家庭的でやさしそうな雰囲気の女性がタイプらしい」など、小耳に挟んでしまうと、無意識にそういう雰囲気の女性を演じてしまったり、本当はアウトドアタイプなのに、思わずお料理が趣味だと言ってしまったりすることなど、日常的によくあることなのです。
本来、女性は昔から受け身側なので、好きな男性の好みの色に染まりやすいし、男性の好みに自分を合わせることで、男性の方から声をかけて欲しいという気持ちが、心のどこかに残っているのかもしれませんね。
印象操作の効果
確かに、印象操作を行うと男性の目に止まりやすいですし、好きになってもらえる可能性も高くなります。しかし、本来の自分とあまりにもかけ離れていたり、ウソを突き通していたりすると、いつかどこかでボロが出てしまうものです。
積極的で意見もハキハキ言えるタイプなのに、控えめでおとなしい女性を演じていたり、普段はパンツしか履かないのに、ミニスカートを急に着るようになったりなど、無理をして普段と違うことをやりすぎるとストレスがたまってしまい、ある日爆発してしまうかも…。
それに、ほとんどしたこともない料理を得意だと言ったり、観たこともないスポーツを大ファンと言ってしまったりするような、あきらかなウソは、バレた時に人間性を疑われてしまうかもしれませんよね。
仮にお付き合いがスタートしたとして、仲良くなった後にバレても笑い話で済めばいいのですが、それをきっかけにケンカ別れをしたり、ウソつき呼ばわりされて立場が弱くなってしまったりするような、最悪の結果を招いてしまったら大変です。
印象操作は無理をしない範囲で、ほどほどに行うようにした方が良さそうですね。
終わりに
恋をして良い方向へ変化することはとてもいいことですが、悪い方へいってしまったり自分らしさを失ってしまったりすると辛い結末になってしまいます。相手を思い変化を起こすことは大切ですが、無理をしすぎて嘘の自分を演じてまでカレに好きになってもらうより、本当の自分を好きになってくれる相手を見つけることの方が大切ではないでしょうか。ですので、好きなカレの理想の女性像が自分もなりたい憧れる女性像の場合、そこに向かって少しでも近づけるように努力する。その程度の頑張りにして自分らしさを失わずいい恋愛ができるように心がけていきたいですね。
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