普段、デスクワークや長時間同じ姿勢の人は、肩のコリが気になって仕方がないと感じることが多いのではないでしょうか?その中でも、ダイエットをしようと思う人なら、そのコリをほぐしておかないと代謝を落としてしまうため、痩せにくくなってしまいますよ。
そこで今回は、肩甲骨を動かして代謝を上げ、その効果でうまく痩せられる方法をご紹介します。
肩甲骨のリンパを流すことでダイエット効果がある
今の時代は姿勢が悪くて肩がこっている人がふえています。パソコンなどのデスクワークが多くなると、自然と前かがみになってしまうので、しっかりケアしたほうがいいでしょう。
そうでないと体全体の代謝が悪くなる場合が多く、とくにそのポイントとなる肩甲骨が固くなってしまうんです。
◆肩甲骨と代謝は大きく関係がある
この場所はとくにダイエットとしては重要なところで、少し動かすだけでも、代謝を高められます。肩甲骨が血液の流れに関係しているのは、体の中でもとくに大きい筋肉があるからで、ほぐしていたほうがいいでしょう。
さらに肩甲骨がダイエットと関係しているのは、以下の効果が隠されているからなんです。なかなか痩せられないという人は、積極的に肩甲骨を動かしていたほうがいいのがわかります。
肩甲骨を動かせば熱を生みだして脂肪をもやせられる
じつはこの場所には血流がよくなるポイントが隠されており、とくに熱をうみ出す細胞が集中しているんです。子供のころはこの細胞がたくさんあって、ちょっと体を動かすだけでも体がポカポカするのですが、加齢により少なくなってしまいます。
しかし肩甲骨を動かせば子供のころと変わらず、代謝を高められるでしょう。体が温まるというのは血流がよくなっているからで、脂肪を減らしやすくなるコツです。
体全身を動かさなくても、肩甲骨だけでも動かせば効果が出るので、うまく利用してダイエットに活かしましょう。
ちなみに代謝がよくなると体にたまった老廃物だって、一緒に外に出されるようになります。むくみがある人ならとくに効果を出しやすく、さらに代謝が高くなっていくでしょう。
骨盤がやわらかくなって姿勢がきれいになったら代謝も高くなる
肩甲骨を全然違う位置にある骨盤は、かなり深い関係があるといわれており、肩がこってしまうと下半身にも影響が出るんです。もともと骨盤は体を支えている重要な場所であり、ここが固まると前かがみになって姿勢が悪くなります。
こうなったら血液の流れを邪魔して、代謝を落としてしまい、脂肪をもやしきれなくなってくるでしょう。そこで関係が深い肩甲骨をほぐしてあげると、骨盤もやわらかくなって、姿勢がまっすぐになります。
そして筋肉だって正しく使えるようになって代謝が高まれば、ダイエットしやすい体に戻っていくわけです。
上半身が自然と鍛えられてスタイルがきれいになる
もともと肩甲骨を使って痩せるのには、体を動かさないと効果がありません。そこで肩を動かして代謝を高めていくと、他の部分を鍛えていることになり、とくに上半身が引きしめられます。
とくに肩周辺にある背中や胸、お腹などのダイエットでは重要になるところばかりでしょう。
女性なら特に気になるところであり、脂肪がつきやすくなるあたりが鍛えられて、スタイルに自信がついてきます。これは肩甲骨と深い関係のある骨盤が影響しており、自然とスタイルがよくなっていくわけです。
誰でもできてしまう肩甲骨ダイエットの簡単な方法
猫背で悩むのは変な力を入れて生活しているからで、それを続けていると、肩こりなどの不調が起こってしまいます。そこで肩甲骨の運動で筋肉をほぐして、柔らかくするのがこのダイエットのポイントです。
方法としてもすごく簡単で、隙間時間に終わることができるものばかりです。ちょっとした動きが固くなった肩甲骨をほぐして、老廃物を外に出して、痩せやすいサイクルを作ってください。
タオルを使って肩甲骨をほぐす方法
- タオルを肩幅より広く持って、腕を伸ばして頭の上でストップ
- 息をはきながら、タオルをのばした状態で、頭の後ろに向けてゆっくり下ろす
- 次は息をゆっくりすって、タオルを再び頭の上にもち上げる
- この上下運動を10回繰り返す
まずちょっとしたタオルを使って、肩甲骨の運動ができます。タオルを使えばしっかり握れて体が固定されるので、肩甲骨をほぐすのにちょうどいいんです。
タオルを持ち上げて、バーベルのように上下させることで、肩甲骨が動いて代謝を高められます。ゆっくり呼吸しながら続けていると体に酸素が入っていき、さらに代謝が高まってくるでしょう。
固まった肩甲骨をはがして柔らかくする方法
- 首を横に倒して30秒そのままキープし、その逆も同様に倒す
- 手のひらを上にして腕をのばし、肩くらいの高さまであげる
- 直角の状態で腕をまげて、肩甲骨を下に動かして5秒キープ
- これらの流れを10回繰り返す
肩が固くなってしまうと自由に体を動かせないので、運動だってスムーズにできません。そこで最初に固まった肩甲骨をはがして、柔らかくするのがベストの方法です。
やり方をしてはかなり簡単で、肩甲骨を限界まで下に移動させて、そのままキープするだけでいいでしょう。とにかく胸をはったまま、下に移動させるとうまくいきやすいです。
肩甲骨全体を動かして代謝を上げる方法
- 呼吸法を使いながら、肩甲骨をほぐすイメージで、60秒間肩を回す
- 手を後ろに回して、手のひらが下になるように両手を組む
- できるだけ手を持ち上げて、力をぬいて下におろす
- この上下運動を60秒繰り返す
- 片方の手を上から、逆の手は下からクロスさせて、手を握ったまま60秒キープ
- 手をそれぞれ反対にして手を握り、再び60秒キープ
- 両手を後ろに回し、伸ばした指を上に立てて、手のひらを合わせて60秒キープ
- 無理をせず、限界でやめておくのがポイント
上記の方法が気軽にできるようになってきたら、肩甲骨がほぐれているので、さらに動きを増やしていきましょう。さまざまな動きを加えていくと、固まったところがほぐれていって、徐々に体が動かしやすくなります。
最初は固くて手が回せないこともありますが、無理をするのはやめておきましょう。とくに肩がつりやすくなっているので、余裕がある範囲で、肩甲骨を動かしてみるのが無難です。
肩甲骨ダイエットで代謝を上げて太らない体に!
姿勢が悪いと筋肉が固くなり、運動しにくい体になってしまうため、代謝までも落ちてしまいます。肩甲骨をほぐれやすくする運動を取り入れて柔らかくすれば、血液の流れがよくなり、代謝もアップして姿勢だってよくなりますよ。
ダイエットしやすい態勢を作るためにも、肩甲骨のエクササイズが重要であり、健康にもいいことばかりなので、毎日コツコツ続けていきましょう。
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