スキンケアの正しい順番とは?おすすめルーティンを解説
「スキンケアアイテムがたくさんあって使う順番がわからない」
「スキンケアを毎日欠かさずしているのに、肌の調子が良くならない」とお悩みの方も少なくないのではないでしょうか?
そんなときは、スキンケアの順番や正しい方法を一度確認してみましょう。
正しい順番と方法でスキンケアを行なっていれば、ニキビやシミなどの問題も軽減され、健やかな肌が叶うはずです。
そこで今回は、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの朝夜のルーティンでスキンケアの正しい順番をご紹介します。
早速チェックしてみてくださいね。
目次
- 朝スキンケアの正しい順番
- 朝スキンケアの順番①洗顔
- 朝スキンケアの順番②ブースター・導入美容液
- 朝スキンケアの順番③化粧水
- 朝スキンケアの順番④美容液・オイル
- 朝スキンケアの順番⑤クリーム
- 朝スキンケアの順番⑥日焼け止め
朝スキンケアの正しい順番
出典:Adobestock
朝のスキンケアの目的は、「睡眠中に付着した汚れを落とすこと」と「日中に受ける外的刺激から肌を守ること」です。
睡眠中の肌には汗や皮脂、ホコリなどが付着するため、起床したらしっかり洗顔し、肌の汚れをリセットすることからスタートしましょう。
肌が清潔になったら、保湿・保護のステップを行ないます。日中、私たちの肌は紫外線や花粉、乾燥、大気汚染などさまざまな外的刺激にさらされます。これらの刺激から肌を守るには、肌に十分な水分を補給することで、バリア機能を整えておかなければなりません。化粧水や乳液などで保湿と保護を行ない、肌を潤いで満たすことが大切です。
朝は忙しいこともあり、スキンケアを手短に済ませてしまう方も多いかもしれません。しかし、朝にしっかりスキンケアをすることで、肌のコンディションやメイクのりなどに大きな差が出るため、丁寧に行なうよう心がけたいものです。
朝スキンケアの順番①洗顔
出典:magmoe
最初にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、洗顔です。
朝のスキンケアは洗顔からスタートします。寝ている間にも皮脂や汗、ホコリなどで顔は意外に汚れているものです。軽い水洗い程度では皮脂や古い角質は落としきれないため、洗顔料を使いましょう。
洗顔料をよく泡立て、肌をこすらずに優しく洗っていきます。すすぎ残しがないようしっかり洗い流したら、タオルをそっと肌に押し当てて水分を拭き取りましょう。
洗顔は32~36度くらいのぬるま湯で行ないましょう。お湯の温度が高いと必要な皮脂まで奪ってしまい、肌の乾燥や赤みなどの原因になります。冷水でも肌への刺激となるため、温度には十分に気を配りましょう。
32~36度は、顔に付けると少しひんやり感じる温度です。温かさを感じる場合は温度が高すぎる可能性があるため調整してください。
クレイ洗顔や泡洗顔もおすすめです。
スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN(0.4g*32個入)
朝スキンケアの順番②ブースター・導入美容液
出典:instagram
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、ブースター・導入美容液です。
「導入美容液(ブースター美容液)とは、化粧水の前や乳液の後に使う美容液で、いつもお使いのスキンケアにプラスするだけで、うるおいや効き目を『導き』『入れ』やすい肌に整えてくれるアイテムです。
乾燥して硬くなった肌の角質をやわらかくし、次につける化粧水の通り道を整える役割を担っていて、保湿成分や美容成分も効果的に補うことができす。
化粧水が肌になじみにくいときや、肌がうるおい不足のときに役立つので、これまで使用していた化粧水を変えなくても、導入美容液をプラスすることで、うるおい感アップが期待できます。
朝スキンケアの順番③化粧水
出典:fasola
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、化粧水です。
清潔になった肌に化粧水を付けて潤いを与えることで、肌のバリア機能が整えられます。洗顔後の肌は乾燥しやすいため、手早くなじませてください。
肌を叩くように付けると刺激となり、赤みやシミの原因にもなりかねないため、あくまで優しく包み込むように付けるのがポイントです。
肌がやわらかくなり、きめが整うと、続けて使う美容液などのスキンケアアイテムもなじみやすくなります。
さっぱり仕上げてくれるアイテムやしっとり保湿してくれるものなど、種類も様々なので、お肌の状態や体調や季節に合わせて使い分けるのもおすすめです。
朝スキンケアの順番④美容液・オイル
出典:美的
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、美容液・オイルです。
美容液は肌の乾燥、毛穴、シミ、シワ、たるみなど特定の悩みに対して、ピンポイントでアプローチするアイテムです。 化粧水や乳液など基本的なスキンケアにプラスすることで、具体的な肌トラブルの解消につながります。
美容液を手のひらに取ったら、顔全体を包み込むように付けていきます。ゴシゴシこすらずに、優しくなじませるよう意識しましょう。美容液と乳液の順番は間違えられやすいですが、「水分の多い美容液が先、油分の多い乳液・クリームがあと」と覚えておきましょう。
また、乾燥が気になる季節や小じわやくすみが気になる時には、オイル美容液がおすすめです。オイル美容液(美容オイル)とは、オイルベースのスキンケアアイテムのこと。 水分蒸発を防ぎ肌を柔らかくするエモリエント効果が特徴です。 皮脂量が減り乾燥しがちなお肌の方にも使いやすいアイテムです。
朝スキンケアの順番⑤乳液・クリーム
出典:Kanebo
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、乳液・クリームです。
肌の水分蒸発を防ぐという点では乳液もクリームも同じですが、油分の配合量が異なるため、肌の状態や使用感の好みに合わせて使い分けるのがおすすめです。
朝のスキンケアでは、このあとに日やけ止めや化粧下地を重ねるため、メイク崩れが気になる方は、軽い付け心地のものがおすすめです。
そもそも乳液とは、水分と油分をバランスよく含んだ保湿ケアアイテムです。水溶性の保湿成分が多く含まれており「肌にうるおいをあたえる」役割と「肌にうるおいを閉じ込める」役割の両方の働きがあります。また、クリームに比べるとみずみずしいテクスチャーで肌なじみがよいのも特徴です。スキンケア後のベタつきが苦手な方や皮脂が過剰に分泌されて肌がベタついているときに使用するのがおすすめです。
美容クリームとは、油分を豊富に含んだ保湿ケアアイテムです。化粧水で水分をあたえた肌に油膜をはり、水分の蒸発を防いで長時間うるおいを閉じ込めます。肌にフタをする効果があるので、外的刺激から肌を保護する役割も担っています。
また、乳液よりもこっくりとした濃厚なテクスチャーも特徴です。肌をしっとりと保湿したいときや密着性を重視したい方に向いています。
朝スキンケアの順番⑥日焼け止め
出典:fashionpress
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい朝のスキンケアの順番は、日焼け止めです。
日焼け止めを肌になじませるには、15分程時間がかかると言われています。 なので、朝の通勤時や家を出る15~30分前に塗っておくと良いでしょう。レジャーやスポーツなどの汗をかくシーンだと、紫外線防止効果を持続させるために2~3時間おきに塗り直すのがベストです。
また、紫外線は家の中まで届くため、外出の有無に関わらず日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。
毎日高価な化粧品を愛用してスキンケアを頑張っていても、紫外線による肌ダメージがあると、シミやくすみ、しわの原因になります。季節や時間帯による変化はあるものの、紫外線は一年中地上に降り注いでいるため、日焼け止めによる紫外線対策は一年中必要だという認識をしておきましょう。
夜スキンケアの正しい順番
出典:voguefolk
夜のスキンケアの目的は、「日中にしていたメイクや溜まった皮脂汚れなどを落とすこと」と「日中に外的刺激を受けた肌をケアすること」です。
メイクや皮脂などの油分が肌に残っていると、油分が酸化して肌の透明感が失われたり、毛穴の黒ずみの原因になったりします。こうした肌トラブルを防止するためにも、日中の汚れは必ずその日のうちに落とすようにしましょう。
また、お肌は、日中に紫外線や花粉、乾燥などさまざまな外的刺激を受けています。夜のスキンケアで、刺激を受けた肌に水分と栄養を補給してあげましょう。
夜スキンケアの順番①クレンジング
出典:Instagram
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、クレンジングです。
クレンジングは、帰宅直後にお風呂で行うのが理想ですが、一晩メイクをしたまま放置しない限り、タイミングはいつでも問題ありません。ただし、帰宅からクレンジングまで時間を空けてしまうと肌に負担がかかりやすくなるので注意が必要です。 帰宅直後や入浴前であれば、身体を温めてメイクや汚れを落としやすくするとよいでしょう。
メイクや皮脂汚れを落とせるように、クレンジング剤を鼻・額・両頬・あごの5ヵ所に置きくるくるとなじませ、メイクとなじんだらすすぎ残しのないよう十分に洗い流しましょう。
クレンジングには、さまざまな種類があります。自分のお肌に合うタイプを選ぶのがおすすめです。
・リキッドクレンジング:サラサラとしたテクスチャーで、水クレンジングとも呼ばれます。さっぱりした使用感で、濡れた肌でも使えるものが豊富。
・ミルククレンジング:油分が多くなめらかな乳液状クレンジング剤です。肌への負担が少なく、洗い上がりの肌はしっとり。
・クリームクレンジング:クリームの厚みがクッションの役割を果たし、摩擦を軽減。しっとりした洗い上がりで、乾燥しがちな肌にぴったり。
・ジェルクレンジング:クリームタイプと同様に、厚みのあるテクスチャーが肌の摩擦を軽減。メイクとなじみやすく、みずみずしい洗い上がり。
・バームクレンジング:固形のクレンジング剤を手で温め、やわらかくして使うタイプ。洗浄力が高く、洗い上がりは乾燥しにくいのが特徴です。
・拭き取りクレンジング:クレンジング剤をしみ込ませたシートでメイクを拭き取るタイプ。メイク落としの時間がないときや、疲れているときなどに便利。
クレンジングにかける時間は短めにし、すすぎまでを1分以内に終わらせるようにしましょう。クレンジング剤には界面活性剤が含まれており、長時間肌に触れていると肌に負担がかかるためです。クレンジングの際もお湯の温度はぬるめにし、強くこすらないよう意識しましょう。
ビオレ ザクレンズ オイルメイク落とし つめかえ用(280ml)【ビオレ】
夜スキンケアの順番②洗顔
出典:CIBON
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、洗顔です。
夜の洗顔は、肌に残ったクレンジング剤や古い角質・毛穴汚れを落とす目的があります。
顔を洗わずに寝てしまうと、酸化した汚れが毛穴の黒ずみやニキビなどの肌トラブルを引き起こす原因になります。 日中の汚れを落として肌の状態をリセットするためにも、夜の洗顔は必須です。
洗い方は、きめ細かい泡を作り、皮脂分泌の盛んな鼻や額に先に泡を乗せて、こすらないように行いましょう。洗い終わったらタオルでそっと水分を拭き取ってください。
お肌がキレイな人は、使い捨てクレンジングタオル(ペーパータオル・使い捨てフェイシャルタオル)を使用しています。使い捨てクレンジングタオルとは柔らかく吸収力があり、洗顔後の水滴をこすらず、1枚で十分に拭き取れます。 使い捨てのため、肌荒れの原因となる雑菌を肌に乗せることなく、いつも衛生的に顔拭きができることも特徴です。
肌荒れが気になる方は、タオルの衛生面も見直してみましょう。
夜スキンケアの順番③ブースター・導入美容液
出典:to/one公式
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、ブースター・導入美容液です。
ブースター美容液は、導入美容液やプレ化粧水とも呼ばれ、他の美容液とは使い方が異なる美容液です。 基本的なスキンケアでは洗顔後に化粧水を最初に付けますが、化粧水の前に使うのがこのブースター美容液です。 次に使う化粧水がより浸透しやすくなるよう、肌に通り道を作る役割をします。
ブースターはサラサラとしたテクスチャのものが多く、導入美容液はオイルやジェルのようなテクスチャが多くなっているのも特徴です。
乾燥や寒暖差、エアコンなどの影響で、知らず知らずのうちに肌ダメージを受けやすい季節におすすめです。美容液は毎日使うのはよくないのでは?と考える方もいますが、美容液は豊富な美容成分を含んでおり、自分に合ったものを選んで毎日使うことが理想的です。 スペシャルケアとして時々投入するよりも、継続して使用することで、より効果を実感しやすくなります。 ただし、商品によっては使用頻度が指定されている場合があるため、指定の回数を守ることも大切です。
何となく肌の調子が…と変化を感じているのなら、導入美容液をいつものケアにプラスしてみてくださいね。
夜スキンケアの順番④化粧水
出典:PR TIME
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、化粧水です。
夜の化粧水は、入浴後すぐに行いましょう。 入浴後は、朝の洗顔時よりもさらに乾燥しやすい状態になっているので、素早い保湿が大切です。
また、肌が温まっているうちに化粧水をつけることで化粧水が肌により浸透しやすくなります。 化粧水はこわばった肌をやわらかくほぐしてくれるため、美容液や乳液も浸透しやすくなります。
夜スキンケアの順番⑤フェイスパック・シートマスク
出典:travelbook
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、フェイスパック・シートマスクです。
シートマスクは、美容成分がたっぷり含まれているので、美容液代わりになり、美容液を手でつけるのに比べて、密閉効果があります。
シートマスクを毎日使うメリットとは密閉効果があるということは角質層の奥まで浸透しやすく、特に乾燥が気になる場合は毎日使用することで、肌にうるおいを与えます。
シートマスク(シートパック)、スリーピングマスク. 保湿系のシートマスクやスリーピングマスクは、基本的に毎日使っても大丈夫ですが、角質層をふやかしたり、角質をオフしたりするアイテムを使う場合は、肌に負担がかかるため、週に1〜2回程度に留めておくのがおすすめです。
出典:fashionpress
夜スキンケアの順番⑥乳液
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、乳液です。
乳液は、化粧水で与えた水分をつなぎとめ、保湿力を持続させる役割があります。乾燥などで硬くなった角層を柔らかくして、なめらかな肌に導くメリットもあります。
また、乳液は化粧水で補給した水分の蒸発を抑え、油分とのバランスを整えます。 乳液を使わなければ肌の乾燥が進み、過剰な皮脂分泌やニキビを引き起こす原因になります。
うるおいが保たれることで乾燥小じわを目立たなくする効果も期待できるので、年齢肌が気になってきた方は乳液を見直してみるのもおすすめです。
夜スキンケアの順番⑦美容液
出典:fashionpress
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、美容液です。
日中、紫外線や乾燥によって受けたダメージをケアするように、美容液を丁寧に塗っていきましょう。朝と同様、肌にしっかりなじむよう、手のひらで少し温めてから使用するのがおすすめです。
夜に使用する美容液は、寝ている間に「日中に受けたダメージを補いたい成分」や「保湿力の高い」成分を配合している美容液が効果的です。 なお、美容液によっては、美白にも保湿にも効果が高いものあります。今ケアしたい肌悩みに合わせて美容液を選んでみてくださいね。
夜スキンケアの順番⑧ナイトクリーム
出典:DECORTÉ
次にご紹介する、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの正しい夜のスキンケアの順番は、ナイトクリームです。
ナイトクリームとは、お休み前のスキンケアの中で、化粧水などで補給した水分が逃げないようにする蓋の役割を持ったアイテムです。 肌ダメージを修復する働きや、たっぷりの油分で乾燥を防ぎ、美容成分を浸透させる働きがあります。そのため、スキンケアの最後に使うのが効果的です。
肌にうるおいを与えるための保湿成分が多く配合されているナイトクリームは、乾燥肌や年齢による肌の衰えを感じるようになってきた人におすすめです。乱れた肌サイクルを寝ている間に整え、しっとりとした肌へと導いてくれます。
スキンケアの順番を正しく見直してみよう!
今回は、乾燥肌・脂性肌・混合肌にもおすすめの朝夜のルーティンでスキンケアの正しい順番をご紹介しました。
いかがでしたか?
正しい順番と方法でスキンケアを行なっていれば、ニキビやシミなどの問題も軽減され、健やかな肌が叶うはずです。どんな肌タイプにも取り入れやすいスキンケア方法ばかりなので、ぜひこちらの記事を参考に、気になるスキンケアアイテムをデイリーケアルーティンに取り入れてみてくださいね。
コメント