甘え上手な女子のおねだりのポイントは、必ず「ふたり分」が入ってる!
男子は甘えられるのが好き。
男子はわがままな女子が嫌い。
一体どっちなんだよとツッコミたくなるわけですが、ただ、「甘えるつもりが、ただのわがままだと思われたらマズイ」ということだけはなんとなくわかります。
実際、この境界線が微妙なせいで、「よし甘えてみよう!」とは思っても、「ウザいって思われたらどうしよう」と足がすくんでしまう人もいるのかもしれません。
■わがままに足りないものって?
さっそくですが、男子が「甘えんぼめ、かわいいなぁ」と感じるものと、「くそわがままじゃねえか、コイツ」と感じるものとをそれぞれ確認してみましょう。
まずはポジティブな方。彼女がデートの終盤でこんな発言をしたと想像してみましょう。
「ねえ、もうちょっとでいいから一緒にいたいかも。明日仕事早いの知ってるけど、もうちょっとだけでいいので……」
では次にネガティブな方。今度はLINEのメッセージについて彼女が一言いいます。
「なんで私からしか連絡しないの?」
どうでしょうか。おそらくほとんどの男子が、前者を好意的に、そして後者を否定的にとらえるはずです。
それにはふたつ、理由があるはずです。つまり、「わがまま」が「甘える」になりきることができてないのには、ふたつの要素が欠けてしまっているから。
ひとつ目は、”登場人物の数”です。
甘えることも、わがままも、こちらが相手に対して何かを求めている、お願いしているという点では同じです。
だけど違うのは、「甘える」の方では、それによって私と彼とがふたりとも幸せになるという結末が待っている。反対に、「わがまま」の方では、そこから得られるメリットは、私が独り占めするものです。
「もうちょっとデート延長したいな」と伝えるとき、きっと彼も同じ想いでいるはずです。好きな人とデートをするとき「やったー、やっと終了時間だー」なんて仕事みたいに真っ先に家へ走って帰る人なんていません。みんなが、「もうおしまいか」と後ろ髪引かれながら、お別れしているものですよね。だからこそ、ここでは私のお願いに、私とあなたと、ふたりが幸せになれる結末がある。ふたりの心の声を代弁する”ふたり分のおねだり”が、「甘える」ということです。
逆に、上のLINEの例で利益を得るのは、私ひとりです。彼からもLINEが来ないと、不安で仕方がないから、私のことを好きっていうなら、ちゃんとLINEを送ってと。「わがまま」というのは漢字で書けば「我が侭」、自分が思うまま。登場人物がひとりというのが、「わがまま」の特徴ということでした。
■もひとつ最後に
ただ、要素はふたつあると書きました。
登場人物がふたりのお願いをするからって、もう一つの要素を欠いてしまっては、やっぱり「わがまま」になってしまうかもしれません。逆に、さっきのLINEの例のような、登場人物はひとりでも、もう一つの要素があれば、「甘える」にすることができるかもしれません。
そのために、さっきの「甘える」の例をもう一度見て考えてみましょう。
「ねえ、もうちょっとでいいから一緒にいたいかも。明日仕事早いの知ってるけど、もうちょっとだけでいいので……」
結論からいうと、この一言には、単に登場人物がふたりいるだけじゃなく、相手への思いやりが伝わる言い方になっているのがナイスなんですね。「明日仕事早いの知ってるけど~」という部分ですね。要するに、私の気持ちだけじゃなくて、相手がそれを聞いて嫌な気持ちにならないか、困ったりしないか、というところに想いをはせているのがポイントで、その意味でも”ふたり分”になっている。
これをさっきのLINEの例に応用するなら、「たまにでも、あなたからも連絡してくれたらすごく嬉しいです。たまにでいいから」こんな感じでしょうか。相手は忙しいのかもしれないし、特別な用事もないのに自分からLINEするのが苦手な人かもしれませんよね。そこを気遣い、思いやる。これで、十分にかわいらしい「甘える」が出来上がった気がします。
ということで、登場人物の数と、それから、自分だけじゃなく相手の気持ちもなるべく思いやった伝え方をすること。このふたつの要素を意識しておけば、愛くるしくて抱きしめたくなるような甘え上手な彼女になれるんじゃないでしょうか。
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