仕事や日常で役立つ「記憶に残るメモの取り方」をご紹介
自分で書いたメモでも、後で読み直すと何を書いたか分からなくなっていたり、読み返すまでさっぱり内容を忘れていたりしたことはありませんか?せっかく自分で書いたなら、しっかり内容を覚えておいて、役立てたいものですよね。
そこで今回は、ただ丸写しするだけではない、有意義なメモの取り方のコツをご紹介します。少し意識を変えるだけで、記憶に残りやすくする方法が学べますよ♪
目次
そもそもメモって本当に必要?
普段、あまりメモが必要だと感じない方もいるかもしれません。しかし自分で覚えていると思っても、いつの間にか忘れていたり、きちんと理解できていなかったりすることも。どれだけ覚えようと努めても、人間の記憶にはどこかほころびが出てきてしまいます。正確な情報の記録や整理、記憶への定着のためには、やはりペンと紙を使って手で書くということが大切。ちょっとしたポイントを気を付ければ、より役に立つメモを取ることができますよ!
メモを取ることの3つのメリットとは?
1.理解を助ける記録ができる
口頭で交わされた情報ほど、不確かなものはありません。今この瞬間見聞きしたことを忘れないため、そして記録して次に正しい情報を参照できるようにするために、メモは役立ってくれます。自分の手で書くため内容が頭に入ってきやすくなり、理解を深めるのにも便利です。
2.頭の中の情報の整理ができる
メモを取るということは、見聞きしたことをただ書き写すものではありません。自分なりに整理し、要点を見つけ、後で見返しても理解できるようにしておくことです。文字だけでなくイラストや図なども取り入れて、さらに分かりやすく記録する方法もあり!情報を整理したい時の、強い味方になってくれます。
3.新しいアイディアが生まれるきっかけに
メモを取りながら情報を整理していると、余計な情報がシャットアウトされ、ふとその情報に関する新しいアイディアが生まれてきたり、まったく関係のないことを思いついたりすることがあります。いわば、メモはアイディアの源。何か新しいものを生み出そうとする時や、瞬間的な思いつきが浮かんだ時には、すぐにそのアイディアも書きとっておいてくださいね!
明日からできる!記憶に残るメモの取り方
STEP1:場所や目的に応じた内容のメモを取ろう
職場なら効率的に&正確に
職場では、かかってきた電話の内容から、仕事への指示、会議の内容など、メモの内容は多岐にわたります。忙しい中で取らなければならないため、要旨をつかみつつ、いかに効率的に正確な情報を伝えられるかといいうポイントが大切。すべてを見聞きしたまま文章にするのではなく、必要な部分を必要なだけかいつまんでメモするようにしましょう。
誰かに伝えるメモは明確さを大切に
情報を共有するためのメモの場合は、5W1H、つまり誰が・いつ・どこで・何を・どのようにといった要素を意識してメモすることが大切です。最低限の情報を伝えられれば、何を言いたいのかすぐに理解してもらえるはず。相手が必要とする情報を適度に明確にお届けしましょう。
アイディアや思いつきは、思い至るまでもメモに
ふとした時に浮かんではすぐに消えそうになる、アイディアや思いつき。気付いた時にすぐメモできるようにしているという方も多いかもしれませんね。しかし文章としてだけでは、頭からすぐに抜けていってしまうかもしれません。思い浮かんだ情景、思い至るまでの過程も書いておくことで、さらに思い出しやすいメモを取ることができますよ。
STEP2:メモの取り方を見直してみよう
スマホではなく手書きが◎
メモをするなら、スマホやパソコンで十分と考える方も多いかもしれません。しかしペンを使って自分自身の手で書き込むことで、頭の中で咀嚼しながらアウトプットできるため、記憶にも残りやすくなります。文字だけでなくさまざまな絵やイラストを柔軟に書けるのも、手書きならではです。
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一冊のメモ帳を運用する
せっかく情報を書きとっても、メモをなくしてしまっては元も子もありません。そのため、メモ帳をいくつも使ったり、なくしやすい小さなメモ帳を使ったりせず、1冊の十分な大きさのメモ帳を用意しましょう。普段から使うものだからこそ、なくしにくく使い勝手のよいものを選んでくださいね。
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都度新しいページを開く
メモを取る時、ページの途中でも以前の続きから書きたくなってしまいますよね。しかしその取り方こそが、記憶に残りにくい原因の一つになっているかもしれません。特に内容が異なるものをメモする時には、どれだけ前のページに余白が残っていたとしても、かならず次のページか次の見開きから始めるようにしましょう。振り返る時も混乱しにくく、その時不要な情報が視界に入らないメモ帳を作ることができます。
具体的な日付や数字はどんどん盛り込んで
メモを取る時には、具体的な日付や数字を意識して、できるだけ取り入れてみてください。はっきりとした数が見えることで覚えやすくなるだけでなく、読み直した時それがいつだったのか一目瞭然。記録としても役立ってくれます。
STEP3:記憶に残すために気を付けたいポイント
メモしたい出来事が起こった後、すぐ行動に移す
正確な内容を書きとるためには、情報を得たらできるだけ早くメモを取り終えてしまうことが大切です。情報を得てしばらくたってからメモをすると、情報が不正確になる可能性があり、予期しないミスにつながってしまうこともあります。
メモの内容はキーワードや要点をおさえて
ぼんやりと手を動かすだけでは、要旨が分からず何のために書いているのか分からないメモになってしまいます。そうならないために、まずはその内容に登場するキーワードや要点をしっかりおさえることが大切。それを踏まえたうえで、メモ全体を改めて俯瞰してみてください。
イラストや図を盛り込んでみよう
メモをする内容によっては、イラストや図の導入もOK!言葉を書き写すのではなく、自分が受け取った情報を別の形で記録しておくことで、より覚えやすく、記憶にも残りやすくなります。後で読み直す時にも、より理解が深まりそうですね。
余白ができるよう余裕をもって書き込もう
メモ帳などにメモを書く場合、後で読み返す時すぐに自分で追加の書き込みができるよう、周囲に余白を持たせてあげてください。びっしりと書くのではなく、読み返して感じたことをすぐに書き込みできる場所を残しましょう。そのためにも、メモ帳は少し大きめのものを用意しておくのがおすすめです
STEP4:メモを取っただけで終わりにしない!
メモを取った後は、忘れないうちにもう一度チェック!
本当に記録に残るメモにするためには、書いた後どうするかが大切です。まずメモを取った後は、その内容を振り返る時間を設けましょう。その時自分が何を感じ、何が必要だと思ったのか、読み返して思い出してみてください。より確実にその内容を記憶に定着させることができます。
色ペンなどを使って分かりやすくまとめ直そう
余裕があれば、メモの内容を別のノートにまとめ直してみるのもおすすめ。色ペンや付箋などを使って、走り書きのようなメモを清書する気分で、自分なりの形に仕上げてみてください。頭の中が整理されるだけでなく、その時は気づかなかったことに気づけたり、そこから新しいアイディアが生まれたりするかもしれませんよ。
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読み返して気づいたこともメモ!
読み返したり、まとめ直したりしていると、新しい事実に気づいたり、別の見方が浮かんできたりすることがあります。そんな時には、気付いたことも忘れずにメモしましょう!メモを取った後は、こうしたポイントに気を付けることで、より記憶に残りやすくなります。
コツやテクニックを知れば、誰でも記憶に残るメモが取れる
ただ丸写しするだけではない、有意義なメモの取り方のコツをご紹介しました。メモの取り方は、学校で習ったりするものでもなければ、正解があるものでもなく、人それぞれです。
しかし今回ご紹介したように、なんのためにメモを取るのか意識して、自分にとってやりやすい工夫を凝らしてみれば、必ずあなたの役に立ってくれるはず。ぜひ実践してみてください!
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