被写体に変化!?インスタの「#おしゃピク」分析から分かること

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photo by Fotolia.com

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ここ数年、じわじわと人気を集めている「おしゃピク」。その正体はご存知のとおり「おしゃれなピクニック」をして沢山の写真を撮影し、SNSにアップロードをして、出来る限りの量の「いいね」をもらうことです。表参道や恵比寿などのおしゃれスポットでお惣菜を購入して、近隣の公園で楽しんだり、時間がないママたちは子供を公園で遊ばせるついでに、おしゃれなお弁当やお菓子を持ち寄ってピクニックを楽しんだり。一方、中高生はいつも一緒に遊ぶ仲間同士「いつメン」でぬいぐるみやファストフードを持ち寄ってパーティーのように楽しんだり…など、さまざまな形態で幅広い年代がおしゃピクを楽しんでいます。

そして、その共通した目的といえばやっぱり「SNS映え」ですよね。しかし、数年前から存在するおしゃピクをSNS映えさせるには、流行を模倣しているだけでは難しいのが現状です。そこで今回は、「いいね」を量産しているリアルなおしゃピクの傾向と、現在流行中のおしゃピクをご紹介しちゃいます。

被写体が「おしゃピク」だけの時代はもう終わり?!

これまでのおしゃピクといえば、バスケットやカッティングボードと一緒のおしゃれなお惣菜や、メイソンジャーに入ったドリンクなどを、おしゃれ小物とコーディネートしたものを撮影するのが主流でした。しかし、最近のおしゃピクの被写体といえば専ら「ピクニックに行った私」。現在でも従来の構図で撮影されたものもありますが、こぞってアウトドア志向が高いのです。これからは、おしゃピクがより一般化し、その中でおしゃれな自分自身を表現できて、かつ、それを写真で表現できるセンスのある人が「いいね」を獲得できると考えられます。

注意!それじゃあ、ただのピクニックだよ…

おしゃピクの更なる一般化に伴い、持ち寄る食べ物にも変化が起こっています。例えば、スーパーやコンビニで購入できるような大袋入りのお菓子を、百円均一のお皿にのせているものが挙げられます。もちろん、仲間と一緒に楽しむのもおしゃピクの醍醐味のひとつですが、やっぱり「おしゃ」要素あってこそのおしゃピクです。せっかくおしゃピクをするなら、海外製のお菓子や、お洒落なパッケージのお菓子を持ち寄るなど一工夫して、ただのピクニックにならないようにしたいところです。

 

プロの力でSNS映え!「おしゃピク」プロデュース業者出現!

せっかく写真を撮るなら、できるだけ素敵な仕上がりにしたいと思ってしまうのが人の心ですよね。そんなニーズにあわせておしゃピクの飾りつけを請け負うプランナーさんや、SNS映えするレンタルスペース、ホームパーティーのお部屋をデコレーションしてくれるパースデープランナーさんなどが出現しています。プロが飾りつけをしてくれたスペースはSNS映え抜群!シャッターを押す手が止まらなくなりそうですね。

「○○ピク」が派生中

現在おしゃピクは、場所や季節を問わずに楽しまれています。それに伴い、様々な名称が派生しているんです。例えば、海でおしゃピクをするなら「海ピク」、ハロウィンの飾り付けをしたおしゃピクは「ハロピク」などのハッシュタグが付いています。また、「ヨガピク」はその名の通り、ヨガをしながらおしゃピクをすることだったりします。このように、おしゃピクと場所や季節、イベントを掛け合わせることで、新たなおしゃピクの形が作られています。

まとめ

おしゃピクは、時間とスペースさえ確保できれば誰でも楽しむことができます。ただし、その分、同じような写真はいくらでも存在します。そして既存の画像よりも「いいね」といわれる写真のために、日々おしゃピクは進化しているのです。被写体がものから人へと変化したり、広義に解釈されていったり、よりおしゃれにするためのプロデュースであったり、新しいピクニックの形が提唱されていったり…と、これだけではありませんが、おしゃピクは確かな広がりを見せています。様々な形があってこそのおしゃピクを、これからも楽しんでいきましょう!

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