幸運を引き寄せる秘訣
どうすれば幸せになれるの? それは全世界すべての人の願いで、たくさんのスピリチュアル・マスター、学者、宗教家、成功者などもその仕組みについて語り続けています。仏教の教え、引き寄せの法則などのスピリチュアルメソッド、心理学研究などー幸福の山頂への登り方はそれぞれだけど、すべてに共通する幸せの法則は、今この瞬間に幸せを感じればいいということ。それは老子の教え、「足るを知る人こそが豊かな人である」にも通じます。そこで今回は、、肩の力を抜いて幸せになるための秘訣をお伝えします。
アメリカで行われる、新月の夜の謎の儀式。
アメリカの禅センターでは、毎月新月の夜にハングリー・ゴースト(餓鬼)の儀式というものがあります。その夜はみんなでゴシック音楽のような英語のお経を唱え、食べ物をお供えし、法螺貝を吹いて銅鑼を叩き、祈りを捧げて踊るのです。
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それは暗い禅堂に蝋燭が灯され、禅仏教とハロウィーンが混じったような不思議な世界。東西どちらともつかない雰囲気に圧巻されます、ハングリー・ゴーストと餓鬼が一致しないかもしれませんが、それは、世の中と自分の中にある貪りの心を象徴するもの、という考えです。
ハングリー・ゴーストってなんぞや?
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仏教画などに描かれるハングリー・ゴーストの姿は喉が針ほど細く、手に取るものすべてが炎に変わってしまうので、いつも喉を乾かし、お腹を空かせています。儀式はこの飢えと乾きの心を留め、懺悔して、分をわきまえて必要以上に求めず、満たすことを目的としています。
足るを知る人こそが豊かな人。
私たちが幸せになれないのは煩悩のせいだと仏教では言われます。ハングリー・ゴーストのようにいつも満たされない欲望、怒り、執着が苦しみを生むのだとか。ところで「足るを知る」という言葉がありますよね。これは老子の「足るを知る者は富み、つとめて行う者は志有り」が由来とされています。その意味は、満足することを知っている人こそが豊かな人で、結果に執着せず志を持って努力し続けなさい、ということ。
思考は現実化する!
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満足できる人は豊かであるという教えは、思ったことが現実になるという引き寄せの法則に通じるものがあります。
引き寄せの法則は、量子力学の考えをベースにした幸せを叶えるためのメソッドです。量子力学では、この世界のすべては最も小さな単位で見れば素粒子という物質です。そして、それは物質であると同時に振動する波なのだそうです。この記事が載る画面、座る椅子、口にしたラテ、あなた自身、そして隣の人など、見た目も性質も違う存在は、それぞれ固有の振動数を持つ波、波動を持っています。素粒子レベルで言えば、目には見えない思いや感情もまた、物質と同じように固有の波動を持っています。
引き寄せの法則では、同じ波動のものが共鳴して引き合うと考えられています。そこで、願う現実を物質化(引き寄せ)するには、目の前の現実がどうであれ願いが叶ったときの意識状態(波動状態)の心地よい気分を保つ必要があるといいます。「嫌だ」「不満だ」と思い続けていると、愛するべき人たち、咲き始めた梅の花、好物のラテもハングリー・ゴーストのように炎にしてしまい、いつまでたっても満たされる現実が訪れないというのです。
幸せの4割を決める、私たちの行動。
この教えを科学研究も形を変えてサポートします。例えば心理学研究によると私たちの幸福度は、楽観主義だったり悲観主義だったりと、同じ状況でどれだけ幸せを感じられるかという遺伝要因が50%を決定します。ところが意外なことにお金持ちかそうではないか、彼氏がいるかいないかという現実の状況、環境要因が占めるのはたった10%。代わりに「どう行動するか」がその4倍の40%を左右し、変わらない現実の中でいかに幸福になるかのカギを握ります。
つまり科学的に言っても幸せを現実化するには、なるべく心地よい気分を選択することが肝なのです。
ストレスなら、もう無理をしない。
そこで無理をして高級ホテルに行ったり、手が届かないようなブランド服を買おうとしたり、特別なことをする必要はありません。そうなるとハングリー・ゴーストの目論どおりで、心理学でいうヘドニック・トレッドミル(快楽のトレッドミル)状態となり、ひとつ願望が達成されるとその喜びを味わずしてまた次を追い求め、いつまでたっても心が満たされず、止まらないランニングマシンで走り続けるような状態になります。それで楽しければいいのですが、それって疲れませんか?
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そこで無理のない範囲で心地よい気分(波動)を選択するように意識を矯正していくと、やがてそれが現実と同調していきます。目の前に喜びを見つける訓練とも言えます。例えば温かいお風呂につかってホッとする。お気に入りのラテを飲んで「美味しい」と寛ぐ。元気になれる漫画を読んだり、キレイな夕焼けを見る。大笑いできる動画を見るなど。心と体の緊張を解きほぐして、目の前の現実と調和できることならなんでもいいです。
そして忘れてならないのが、満たされない気分を転換させてくれる「ありがとう」という感謝の心や言葉の力。感謝研究の権威ロバート・エモンス博士は、感謝がなぜ幸せを叶えるのか、4つの理由を挙げています。
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感謝の心が幸せを叶える4つの理由。
1. 今この現実を祝福できる。
目の前に与えられているものを当たり前ととらえて不感症にならず、その喜びに気づくことができます。
2. ネガティブ感情を遮断する。
仏教では人間の苦しみの根源は、貪り、怒り、愚かさの3毒とされています。ある人に対して感謝の心を抱くとき、毒となる感情を同時に持つことはできません。
3. ストレス耐性が高まる。
トラウマや試練研究において、感謝の心を持つ人は逆境からの回復が早いことがわかっています。感謝の視点を持って、一見ネガティブな人生体験を解釈できたとき、トラウマや続く不安感から立ち直れるようになるでしょう。
4. 自尊心が高くなる。
誰かがあなたの人生に貢献してくれたことに気づいて感謝することで、自分はその有難い行為に価するような、大切に扱われる人間なのだと再認識し、自己価値を上げられます。
新月は気持ちを新たにするとき。
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月の満ち欠けが人体のバイオリズムに何かしらの影響を与えるという説があります。月が欠けていく時期は、体に溜まったエネルギーや余計なものを放出する時期と呼ばれております。 そして月が満ちると同時に、体内にエネルギーが蓄えられていきます。
新月は気持ちを新たにリセットする時に適しています。
幸せというのは結局、目の前の現実をどう思うかという体験であって、幸福という完璧な現象があるわけではないということ。ハングリー・ゴーストのようにいつも満たされない欲望、怒り、執着が苦しみに苛まれている人も、新月の日に心をリセットすると良いかもしれません。
まとめ
幸せになるための秘訣をお伝えしてきました、いかがでしたでしょうか?
幸せは自分の心が決めるもの、自分自身にかかっているのです。本当はみんな平等に幸せを感じる事が出来るはずなんです!ハングリー・ゴーストのようにいつも満たされない欲望を取り払って、幸せを受け取れる力を育てましょう♡
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