「エッチな気分になれないのはストレス?」性欲を低下させる理由とは…

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「性欲スイッチ」が入らない理由

「彼とエッチ・・・気分がのらない」

性欲というものは個人差があります。しかし、薬を飲んでいたり、パートナーとうまくいっていないなど、様々な理由で変わってきます。

今回は、女性の性欲を低下させる理由や、ずっと性欲が低下し続けると病気や精神的な問題へのリスクについて・・・ぜひ参考にしてみてください!。

1. 飲んでいる薬の副作用

国際性機能学会によると、血圧の薬からオピオイド(鎮痛薬)まで、特定の処方薬はテストステロンを低下させ、性欲に影響するそう。

男性、女性のどちらでも「低テストステロン」が性欲を減退させることが研究結果から示されています。 抗うつ薬や抗精神病薬といったような精神安定剤もまた、副作用として性欲を低下させます、とモナッシュ大学の教授で女性の健康を専門とするスーザン・デイビス博士は説明します。

2. 健康状態がよくない

以前はもっと性欲があったのに、なんだか調子悪いように感じていれば、医師に相談してみるとよいかもしれません。

甲状腺疾患、子宮筋腫、子宮内膜症、高血圧症、心疾患といった病気から、関節炎や線維筋痛といった慢性疼痛、糖尿病、睡眠障害、倦怠感など。性欲の低下につながる健康上の問題はたくさんあります。

これは、血管疾患で血液の流れが悪くなったり(そう、下半身も)、痛みの症状があったり、内分泌の異常でホルモンの量がおかしくなったり、神経的な障害で感覚が鈍くなったりすることが、原因と考えられます。

「その他にも、性器脱や失禁といった一般的に起こっている状態も、性機能にマイナスの影響を及ぼします。特にセックス中の尿失禁などがそうです」とミシガン大学産科学および婦人科学の准教授であるキャロライン・スウェンソン医師は説明します。「骨盤底疾患があると、自分自身の性器に自信を持てず、結果として性欲が湧かなくなることもあるのです」

不安神経症やうつ病といったような精神疾患もまた、性欲の低下を引き起こす一因となります。精神的に消耗し、性欲を抑制する化学物質が脳内に放出され、そして血液中にアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが増えます。

性欲の低下の原因が健康上の問題にあるようであれば、医師の診断を受け、適切な治療法を見つけてもらいます。「たいていの場合、根本の原因は複数あるので、それぞれに対処する必要があります」とダーディック医師。

3. 運動不足だ

定期的な運動は、病気の発症リスクを減らし、体型も維持してくれます。それに加えて、研究結果によると、性欲にもよい影響があることが示されています。なぜなら運動することで心血管が健康に保たれ、血流もよくなり、何より気分がすっきりするからです。

これらの全てが健全な性欲の重要なカギとなるのです。 「運動するようになると、自分の身体が挑戦できていることすべてに喜びを感じ、自信につながります」とニューヨークのセントラルパーク診療所の産科婦人科医であるシャノーズ・ラスタモバ医師。

4. ストレスがある

「女性の場合、セックスしたい気分になるには、頭も使わなければなりません」と語るのは、コロンビア大学医学部産科婦人科助教のヒルダ・ハッチャーソン医師。

ホルモンが性欲を完全にコントロールしている男性とは異なり、女性はセックスに恋愛感情を必要とします

「ストレスがあると他に意識がいき、セックスで興奮できる状態になりません」とハッチャーソン医師。またストレス状態にあると脳内にコルチゾールが放出され、性ホルモンの邪魔をします。

「そういう場合、まず患者と話をして、ストレスの原因を明らかにします。それから一緒に解決法を探します」とラスタモバ医師は言います。

もしストレスの原因が仕事にあれば、どうすればその状況を改善できるか考えてみます。思い切って転職する? 上司に仕事量を減らせないか相談してみる? それがなんであれ、昼間の問題の解決策は夜の営みにもつながることを覚えていてください。

 

※『Prevention』の医療監修ボードのメンバーで、産科学および婦人科学の准教授であるキャロライン・スウェンソン医師によって、医学的知見から監修されています。

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