寒くなると生理痛がひどくなるように感じませんか? それは、気のせいではありません。冷えと生理痛には関係があったのです。
なぜ冬場の方が、重い生理痛になるのでしょうか? その原因と痛みを和らげる効果的な方法を紹介します。
冬に生理痛がひどくなる?
みなさんを悩ませる生理痛は、子宮が収縮活動をしているときに引き起こされる痛みです。
生理中には、プロスタグランジンというホルモンが分泌されています。そして、このホルモンが子宮を収縮させ、子宮内膜を血液とともに押し出しているのです。
体が冷えていると、血行が悪くなり、なかなか経血を押し出すことができません。
体外に排出させるために、プロスタグランジンの分泌量が増え、子宮の収縮活動を活発にします。この収縮時に、強い痛みを伴うことになるのです。
ココを温めると効果的!
生理中にお腹を温めることで、痛みが和らいだ経験をお持ちの方は、多いのではないでしょうか?
血行を促すと経血もスムーズに排出されるため、子宮を収縮させる痛みの元「プロスタグランジン」の出番が少なくなります。その結果、痛みが和らぐのです。
冷え対策のために、体のどの部位を温めれば最も効果があるか、ご存知でしょうか?
ズバリ、「お腹」と「足の裏」です。どちらも静脈が多く、お腹や足裏で温められた血液が全身に行き届くのです。
生理痛がひどいときに、お腹を温めることはとても理にかなっていたのですね。寒い時期は、使い捨てカイロを携帯している女性もたくさんいます。
カイロを使用する際は、ぜひ、お腹や足の裏に使ってみてください。
冷え対策のために
日頃から体を温め、血行を良くすることで、生理中の痛みも緩和されます。普段の生活に冷え対策を取り入れてみましょう。
入浴
シャワーで済ませず、ゆっくり湯船に浸かり体を温めましょう。
半身浴では、上半身の冷えを感じるという人は、40度ほどの湯船に肩まで10分〜20分ほど浸かってみてください。
湯船に長く入っていられない人は、温度を42度程度に上げ、数回に分けて浸かっても良いでしょう。
食事
ショウガやニンニク、ネギや唐辛子など、体を温める香味野菜を日頃から取り入れて、代謝の良い体を作りましょう。ゴボウやレンコンなどの根菜も、体を温める食材です。
運動
足の筋肉を使うと代謝がアップします。大きな歩幅でのウォーキングがオススメ!
また、入浴後は筋肉や間接が柔らかくなり、ストレッチを行うのに効果的な時間です。
股関節をストレッチで柔らかくすると、子宮口が広がり、経血の流れもスムーズになりますよ。
日頃から血液の滞りがない体作りを意識しましょう!
ひどい生理痛のときには、お腹と足の裏にカイロを使い、効果的に体を温めてください。つらい生理の痛みを少しでも和らげて、イキイキした毎日を過ごせればいいですね。
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