不思議と自分と似ている人を好きになる…マッチングセオリーについて

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過去の恋愛を思い出してみてください!長くお付き合いをした彼って、不思議と自分自身と似ているところがあるとは思いませんか?

町を歩いているカップルを見ても、なんとなくファッションの雰囲気が似ていたり、容姿やスタイルなどの見た目も、同じようなカテゴリーに入る人だったりすることが多いでしょう。今回は、なぜ似ている人を好きになるの?という素朴な疑問についてお伝えしていきます。

「マッチングセオリー」とは?

マッチングセオリー」という言葉は心理学の用語です。これは、人が外見的なことや社会的地位などが同程度の人同士と恋愛関係に発展しやすいという理論のことです。

たしかに、パートナーを選ぶ時、社会的地位や経済的レベルが高い人に憧れることはあっても、実際にお付き合いをするとしたら気が引けたり遠慮したりしてしまうでしょう。

口では「お金持ちの人がいいな」「芸能人の○○君みたいなタイプじゃないとダメ」などと、女同士で話すこともありますが、実際にそのようになるかどうか?というと、話は別ですよね。

たとえば、合コンや婚活パーティーなどでも「なんとなく自分に近いものがあるな…」と感じる人にはわりと気さくに話しかけることができても、ものすごくイケメンだったり、あきらかに生活レベルが違うと感じたりする人には、遠くから眺めるだけということも多いものです。

仮に、相手から話しかけられたとしても、躊躇したり緊張したりしちゃいますよね。

親しくなるまでのステップ

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基本的に、誰かと親しくなる時の最初のステップは、すぐ近くにいる人から親しくなっていくのが普通です。

新しい学校や会社などでも、まずは隣の席や前後の人と話し始めるでしょう。合コンなどでも、いきなり遠い席の人に声をかけることはしませんよね。気にはなっても、すぐ近くの人から仲良くなっていきます。

この物理的な距離が近いという要因のことを、心理学では「近接の要因」といって、物理的な距離が近いほどに、心の距離も近くなるということがわかっているのですよ。

その次のステップとして、なんらかの共通点があることが挙げられます。たとえば、同郷であったり、趣味が同じであったり。自分との共通点や共通の話題が多ければ多いほど親しくなっていきます。

このことを「類似性の要因」といって、共通性があると人は安心感がわくので、グッと関係性が近くなるということです。これは友人関係だけではなく、恋愛関係においても同じことがいえます。

類似性と相補性

男性と女性では、女性の方が相手に対して親和要求も強く、自分自身に共感してほしいと本能の部分で思っています。そのため、似ている人を求める傾向は女性の方が多いのですよ。一緒にいる時に安心感を得たいと思うし、気持ちも楽なのでしょうね。

しかし、なかにはまったく正反対のカップルも存在します。はたから見て、「どうしてこのふたりが付き合っているのかな?」と感じた経験はありませんか?

このように、性格や雰囲気など全く違うことを「相補性」といいますが、これはそれぞれが自分にないものを求め、またお互いの足りないところを補っているということです。

このタイプは「一緒にいるところが想像できない」などと周囲から感じられることもありますが、案外結婚相手の場合は、この「相補性」の関係の方がうまくいきやすいといわれています。それぞれの立場をわきまえていたり、役割が決まっていたりするので、ケンカも起こりにくいそうですよ。なんとなく想像がつくでしょう。

終わりに

類似性と相補性の違い、わかりましたか?恋人のあいだは類似性のある相手で、いつも一緒に行動をすると楽しそうだし、結婚相手は相補性の相手を見つけて、足りない部分を補いながら、過ごしていくのが理想的!彼はどっちのタイプかな?と、考えてパートナーを探すと、少し違った見方もできそうですよ。

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