正しい取り方、知ってる?ニットに毛玉ができる原因
今回は、ニットの毛玉の取り方をご紹介するのですが、その前に……。
そもそも、どうしてニットには毛玉ができてしまうのでしょうか。
その原因は、繊維の摩擦にありました。
例えばバッグが当たるサイドの部分や脇の下、手首あたりの毛は摩擦が多いため、どうしても毛玉ができやすいんですよね。
ニットの糸の原料によって、毛玉の特性もさまざま。
ウールなどの天然繊維が使用されている場合には、繊維自体が短いので、自然と毛玉が落ちて行くこともあります。
しかしレーヨンやポリエステルなどの“合成繊維”と絡み合うことで、「取れない毛玉」が発生してしまうのです!
ニットの正しい毛玉の取り方:毛玉取り器を強く押し当てない
しかし毛玉取り器は、取り方に十分注意をしないと、逆にニットそのものを傷めてしまう可能性があります。
例えば、毛玉取り器をニットに強く押し当ててしまったり、ニットの裏から指を添えて毛玉ができている部分に当てたりすると、生地自体を断ち切ってしまうことがあります。
このような毛玉の取り方をしていると、毛玉ではなく生地の繋ぎ目を切ってしまうという失敗の確率が高くなってしまうのです。
ニット自体に穴をあけてしまったら、取り返しがつかないので注意しましょう!
ニットの正しい毛玉の取り方:繊維の流れに沿って刃を沿わせる
毛玉の取り方のコツや、ポイントをご紹介していきましょう!
まず、毛玉取り器を使用する際には、手や膝の上でかけるのはやめましょう。
アイロン台などを使い、平らな場所に乗せて、生地を整えながら優しく当てていくのがポイントです。
毛玉を取るコツは、繊維に沿って刃を滑らせるようなイメージで行うこと。
この取り方は、電動の毛玉取り器だけでなく、毛玉ブラシを使用する際も同様です。
一度で毛玉を取りきろうと生地に逆らって当ててしまうと、生地自体が薄くなってしまうので気をつけましょう。
あくまで生地の繊維に沿って、優しく当て、ゆっくり滑らせることが大切です♡
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