掃除のプロおすすめ!大掃除の手順&コツを大公開♪
大掃除は、一年分の汚れや不要なものを片付け、すっきりとした気分で新年が迎えられる大切な行事です。
しかし、仕事や家事が忙しくてなかなか大掃除まで手が回らなかったり、思うように汚れが落ちなかったり…悩みも尽きませんよね。
そこで今回は、掃除のプロがおすすめする、年末年始の大掃除の手順&コツをご紹介します。ぜひ年末に向けてお役立てください♪
目次
大掃除の準備スタート
大掃除は、事前の準備が大切。年明け間際になってから始めるのではなく、あらかじめ余裕をもって取り組みましょう。
事前にスケジュールを立てる
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完了日を決定しておけば、いつまでにどこを掃除しておく、などの優先順位が決まりやすくなります。また、大掃除の際はゴミが大量に出るため、ゴミ出しの日を考慮することが大切です。年末はゴミ回収の曜日が変わることもあるため、事前にゴミ出しの日を確認してスケジュールを立てるようにします。
開始日・完了日などのスケジュールを決定したら、家族の予定を確認しましょう。できるだけ全員が参加できる日程を抜き出し、手分けして作業を行いやすい日を選びます。
大掃除の前に断捨離がポイント
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掃除の手間を減らすため、事前に不要なものを捨てておくことも大切です。大掃除を始める前に物を少なくしておくことで、掃除の際に物をどかしたり、避けたりといった余計な手間も減らすことができます。売れるものはフリーマーケットやネットオークションで売り、本などは古本屋へ持っていくのもおすすめです。
なかなか物を捨てられない場合は、まず「今使っているか」「使っていないか」で分けて検討しましょう。
なかには、いつか使うかもしれないからと、ずっとしまい込んでいるケースもあります。そんな時は、「いつから・どのくらい使っていないか」を考えることをおすすめします。既に数年単位で使用していないものに関しては、今後も使う機会は少ないため、思い切って手放すのも良いでしょう。
大掃除を進める順番は?
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1.不用品の処分
不用品を最初に捨てることによって整理整頓がはかどり、掃除がしやすくなります。
2.キッチンの掃除
キッチンはしつこい汚れがたまりやすい場所。キッチンをきれいに掃除することは風水的にも運気を上げる行為とされ、健康運や財運が上昇するといわれています。
大掃除では換気扇やコンロ周りの油汚れ、シンク周りの水垢やぬめり、食器棚のホコリ、電子レンジ内の汚れなどを、それぞれに合った洗剤や道具を使って落としましょう。
3.水周りの掃除
浴室や洗面所、トイレの大掃除では水垢取りやカビ取りが重要です。洗剤をかけたり、つけ置きしたりと放置時間が必要な作業もあるため、同じ日に行う作業の中では早めに着手すると良いでしょう。
4.各部屋の掃除
天井や照明器具、壁などもきれいにしましょう。賃貸マンションなど集合住宅の場合は、玄関から遠い部屋から近い部屋に向かって掃除をしていくのがおすすめ。
2階建ての家なら2階の奥の部屋から階段に近い部屋、次に1階へと進めます。1階の掃除手順は集合住宅と同じです。
5.廊下・階段の掃除
各部屋の掃除で出たホコリや汚れが廊下や階段に集まるため、きれいに掃除します。
6.玄関
風水上、玄関をきれいにすることが成功運・金運を呼び込むとされています。床(たたき)や靴箱の中などをきれいに掃除しましょう。
掃除の必須アイテム7選
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1.マスク
なるべくホコリを吸い込まないように必ず用意しましょう。
2.軍手、ゴム手袋
水や洗剤を多く使うため、手が荒れないようゴム手袋などを使用します。また、軍手は濡らしてはめれば細かいスキマの拭き掃除にも使えます。
3.雑巾
大掃除には欠かせないアイテムですが、使わなくなったタオルや布製品などがあれば、改めて買う必要はありません。
4.歯ブラシ
窓のサッシや便器の裏、指が入らない隙間などに使用します。
5.新聞紙
ホコリを払う際に敷いたり、水を吸わせて窓を拭いたりと、まとまった数があればとても便利です。
6.バケツ
水を汲んでおき、部屋と水場を行き来する手間を減らします。ベランダや玄関に水を流す場合にも使います。
7.エプロン
着衣の汚れや濡れを防ぎ、細かな道具をポケットに入れたまま移動できるのでおすすめです。
大掃除を成功させるコツ
続いて、大掃除を成功させるための3つのコツをご紹介します。日頃の掃除でも活用できるものばかりなので、効率の良い掃除のため、ぜひこちらを参考にしてみてください。
①「上から下へ」「奥から手前へ」
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掃除をする際は、「上から下へ」「奥から手前へ」の順序で行うのが基本です。
特に大掃除では、日頃忘れがちなエアコンやランプシェードなど、高い所の掃除も行います。床などの下の方から掃除してしまうと、せっかくきれいになった所へホコリや汚れが落ちることになり、二度手間となってしまうでしょう。
床や棚の上などを掃除する場合は、「奥から手前へ」進めることで、ゴミの取りこぼしが防げます。モップ掛けなどをする際は意識してみてください。
効率よく掃除を進めるためにも、順番を意識しながら行いましょう。
②分担は「場所」じゃなく「役割」
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家族で掃除の分担をする場合には、役割で分けるのがおすすめです。部屋別で分けてしまうと、他は終わってもこの部屋は終わらない、というように進捗にムラが出る可能性があります。
例えば、キッチン掃除をするのであれば、ガスコンロ周りはパパ、シンク下がママ、床が子ども、というように家族で役割を分けて進めると良いでしょう。高い所や狭い所、向き不向きもありますので、計画を立てる際に話し合って決めるようにします。
一人一部屋で役割を分けてしまった場合、周りの目がないのでつい中休みなどを多くとってしまいがちです。全員が同じ部屋を一緒に掃除すれば、抜け漏れに気付かない場所の指摘もでき、進捗が共有しやすくなります。
③お掃除のプロに任せてみる
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大掃除をしたいけど時間がない、うまく進まないといった場合には、家事代行に大掃除を手伝ってもらうのもおすすめです。大掃除の全てをプロに任せることはもちろん、手のかかりやすい水回りだけなど、一部だけを任せることもできます。プロの手際を間近で見られるので、効率の良い手順を学び、そのまま大掃除に活かせるのも魅力です。
片付けやお掃除全般の大掃除代行をしてくれる「家事代行サービス」のほか、専用機材や洗剤を持ち込み、徹底的にきれいにしてくれる「ハウスクリーニング」の2種類があります。大掃除の目的や目安に合わせ、適したサービスを検討してみましょう。
【場所別】掃除テクニック
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最後に、大掃除で悩みがちな場所別のお掃除テクニックをご紹介します。おすすめのお掃除グッズも解説しますので、大掃除を始める前に、こちらを参考にしてみてください。
キッチンの掃除方法
キッチンを掃除する前に、コンロ周りの物を片付けておきましょう。掃除に必要のない物が置いてあると、パーツや道具が洗いづらくなってしまいます。
油汚れが強い換気扇には、アルカリ性の洗剤がおすすめです。パーツが外せるものは熱めのお湯で暫く浸け置きをしておくと、少しこするだけで汚れがすんなり落ちるようになります。コンロは水で溶いた重曹をペースト状にし、傷がつかないよう気をつけながらこすります。
排水溝のぬめり掃除には重曹、水垢にはクエン酸が効果的です。少しこすっただけでは落ちない水垢も、水に溶いたクエン酸をスプレーして、1~2時間ほど置いておきましょう。また、新たな汚れがつかないよう、毎日の洗い物のあとにはキッチンブラシでの掃除がおすすめです。
お風呂の掃除方法
お風呂場は、石鹸カスによる汚れやカビが発生しやすい場所です。浴槽の皮脂汚れには、弱アルカリ性の重曹を使ってみましょう。軽い汚れであれば、スポンジに直接ふりかけて洗うだけで十分落ちます。
なかなか落ちないザラつきがあるようなら、ペースト状にした重曹を塗り、30分ほど放置してからスポンジでこすります。天井にカビがある場合には、不要な布に消毒用エタノールを染み込ませ、1つずつ丁寧にふき取りましょう。
床や壁、鏡などの水垢には、クエン酸を水に溶いてスプレーするか、ペースト状にして放置するのが効果的です。細かい繊維が汚れをかき取ってくれる、マイクロファイバー付きスポンジもおすすめです。
リビングの掃除方法
リビングを掃除する前には、フローリングや床の上の物を片付けましょう。一カ所にまとめるだけではなく、完全に物を置かないようにするのがポイント。日頃から床の上には物を置かないよう注意していれば、気が付いたときにすぐ掃除ができます。
床を掃除する際は、掃除機をかけてホコリやゴミを取り除いてから雑巾拭きをします。ホコリなどの汚れが残ったまま雑巾がけをしてしまうと、水と汚れが混じりあい、取り除きづらくなってしまいます。
掃除機をかける前に、シート付フロア用掃除道具を活用すると、ホコリが舞い散らずに済むのでおすすめです。窓の掃除では、ひどい汚れがなければ、濡らした新聞紙でこするだけで輝きも増します。意外と汚れがひどい網戸にも使えますし、内側と外側を両方拭き掃除すれば、差し込む光も明るくなるでしょう。
カーテンの掃除方法
まず、カーテンの洗濯表示を確認します。洗濯機で洗える場合は、蛇腹に畳んでから洗濯ネットに入れ、おしゃれ着洗い用の中性洗剤で手洗いコースやドライコースなどに設定して洗濯しましょう。カーテンフックも外し、中性洗剤を数滴入れたぬるま湯に5分~10分ほどつけ置きしてから洗い流します。
洗濯機で洗えない場合は掃除機をかけてホコリを取り除きます。特に、カーテン上部や裾はホコリがたまりやすいため、念入りに掃除しましょう。その後、布用の除菌消臭スプレーをかければ、ある程度はきれいにできます。ただし、汚れがひどい場合にはクリーニングに出すほうがよいでしょう。
車の掃除方法
まず、シートのホコリを落とします。ハンディクリーナーで吸うか、エアコンを外気導入にしたうえでドアを全開にし、布団叩きで叩くとよいでしょう。
次はフロアマットの掃除です。布団叩きで叩いてホコリを落としてから水洗いしましょう。乾燥にかかる時間も考慮し、早めに着手することをおすすめします。
それから、固く絞った雑巾で天井を水拭きしましょう。ヤニ汚れが付いている場合は社内クリーナーを吹き付けてから乾いた雑巾で拭きます。
最後に窓ガラスの掃除です。あまり汚れていない内窓などは固く絞った雑巾で水拭きするだけでもよいですが、油汚れや手垢などが付いている場合や外窓の掃除にはガラスクリーナーを使用しましょう。
大掃除を業者に依頼するには?
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大掃除を家族だけでするのが大変な場合、家事代行サービスやハウスクリーニングに依頼するという方法もあります。大掃除は掃除をする範囲が広いため、一部分だけでも業者にまかせれば、かなりの時短になります。
家事代行サービスとハウスクリーニングは、対応する掃除の場所や内容が異なるため、注意が必要です。時間制で身の回りのお掃除を依頼したい場合は家事代行サービスを選びましょう。一方、エアコンや換気扇、浴室などを分解したり、内部を徹底的に掃除したりする成果性のサービスを依頼する場合はハウスクリーニングを選んでください。
家事代行サービス料金の目安は、スタッフ人数と作業時間によって異なります。目安として、スタッフ2名・4時間なら3万〜4万円、スタッフ2名・3時間なら2万〜3万円、スタッフ1名・4時間なら2万円程度です。
計画的な大掃除で気持ちの良い新年を迎えよう♪
今回は、掃除のプロがおすすめする、年末年始の大掃除の手順&コツをご紹介しました。
いかがでしたか?
大掃除を行う際には、事前の準備が大切です。行き当たりばったりで始めるのではなく、チェックリストの作成、スケジュールなど、余裕をもって取り組んでみてください。今回紹介したコツとお掃除テクニックを活用すれば、手間のかかる大掃除もスムーズに成功するはずです♪
大掃除を機に本格的なハウスクリーニングを頼むのも良いですし、水回りなどの時間や手間がかかる場所は家事代行にお願いをするのもおすすめ。計画的な大掃除で、気持ちの良い新年をお迎えください♪
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