こんなやり方は逆効果!ダイエットにまつわる5つの誤解とは

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いろんなダイエット法をいくつも試しているのに、ちっとも痩せる気配がない…
そんな時ってかなり悔しい気持ちになりますよね…。

そこで、最前線で活躍する栄養士のみなさんに、ダイエットがうまくいかないのはなぜなのか、体重がなかなか落ちない原因はどこにあるのかを聞いてみました。

ダイエットを長く続けて成功させるにはどうしたらいいのか?多くの人がやりがちな、意外な間違いとは?

 

  1. ダイエットフードを食べ過ぎている
  2. 小さなことを達成しても、自分のことをほめていない
  3. そのときの気分で食べている
  4. サラダを大量に食べている
  5. DNAがあなたの思惑に逆らって作用している

ムース

食品メーカーは、脂肪や砂糖を避ける場合、味の調整用として、糖アルコールや他の添加物で代用するケースがしばしばあります。

ニューヨーク市の登録栄養士バーリ・ストリコフさんは「“ダイエットフード”は、“より健康的”という意味ではありません。それよりも本来の食べ物を食べるようにして、1人前あたりの分量をもっと気をつけるようにしましょう」と話します。

本物を味わうと、少ない量でも満足できるはずなのです(たとえば脂肪ゼロの冷凍デザートと、フルファットのアイスクリーム半カップを食べた場合を想像してみて)。

「私がぜいたくをするときは意識的にそうするようにして、自分の気持ちに耳を傾け、どれだけ自分が満足しているのかを認識するようにしています。そうすれば、たくさん食べずにすみますよ」と、 栄養カウンセリングを行う企業トゥー・ザ・ポイント・ニュートリションのオーナーで登録栄養士のレイチェル・ファインさんは言います。

2. 小さなことを達成しても、自分のことをほめていない

張り紙

完璧な人なんていません。

健康的なダイエットについて解説する『The One One One Diet』の著者で、公衆衛生学者のラニア・バテイナーさんは、「完璧かどうかではなく、進歩について考えて。 “ダイエット中”あるいは“ダイエットしていない”というどちらかの気分にしかなれなくても、正しい方向に向かって少しずつ進んでいるときに自分に厳しくすべきではありません。進歩というのは、前に進むこと。自分にも変えられることがあるな、と気づいたら、それに取り組んでみましょう。じっくり考えてみることは心の準備になるし、それが行動につながるんです」と言います。

誰もがみんな、体重を減らすのとは反対の習慣を持っています(夕食後に余計にワインを飲んでしまう、オフィスに置いてあるドーナツを2個も食べてしまう、など)。でも全般的に賢い選択をするようにしている限り、あなたは健康的な方向に向かって進んでいるんです。

さらに、あまりにも健康を意識しすぎてしまうのも問題です。自分がいちばん健康的だと信じたものだけを食べることに執着してしまう、オルトレキシアと呼ばれる摂食障害があります。

「オルトレキシアになると、食事を極端に制限してしまう可能性があり、その結果、栄養不良を招いたり、骨がもろくなるなど他の健康問題を引き起こしたりすることがあるのです」(バテイナーさん)

3. そのときの気分で食べている

お菓子

自分の感情に対して、反応ではなく対応するようにしましょう。「あなたの身近にいるいちばんバランスのとれているように見える人でも、ストレスを経験しています。ただストレスに対してどのように対応するのかは、ひとりひとり違います」とバテイナーさん。

対応するというのは、自分がしたいことを決めること。たとえば、自分がすごく食べたいものについて計画を立てること。いっぽうで反応するというのは瞬間的なものです。後悔するようなことをしてしまうかも。後でどんな気分になるのか考えずに、アイスクリームをたっぷり食べてしまうなどがそうです」

自分の感情に反応するのは、最も手っ取り早くて簡単に気分がよくなるような気がしますが、少し時間をかけて考えてから対応するようにしましょう。バテイナーさんは次のように話します。

自分の気持ちをコントロールするのによい方法が何かを考えてみてください。たとえば私のクライアントの一人は、“ピーナツバターの代わりに、電話を手に取るようにしている”と言っています」

4. サラダを大量に食べている

サラダ

野菜をもっと食べるようにしたいなら、サラダをオーダーするのは賢いやり方。でも、ボウル1杯のサラダには余計な脂肪やカロリーが潜んでいるかもしれない、とニューヨーク州ロチェスターで栄養コンサルタントを行っているマイク・ルーセル博士は話します。

「人々がサラダを頼むのはカロリーが低いと考えているからですが、クリーミーなドレッシング、チーズ、ベーコン、クルトン、ナッツなどが含まれていれば、思った以上にカロリーを摂取することになります」とルーセル博士。

サラダを頼む際は、自分で量を調整できるようにドレッシングを別添えにしてもらえないか聞いてみましょう。食べたいトッピングもふたつに絞ること(たとえばナッツとチーズ、など)。

5. DNAがあなたの思惑に逆らって作用している

DNA

ダイエットがうまくいかないのは、DNAに隠された理由のせいかもしれません。

「その人の自然な体重の範囲には、あまりにも多くの複雑な要素が影響を与えていて、体は決まったセットポイントを一生懸命守ろうとします。どのくらい体重が減るか、また落ちた体重を維持できるかどうかというのは、個人的な選択よりも生物学的なものに影響を受けるのです」と、 心と身体を考えたダイエット本『Body Kindness』の著者で登録栄養士のレベッカ・スクリッチフィールドさんは説明します。

ダイエットを行う際、ほとんどの人が期待するのは、すぐに体重が変化して、その数値をずっと維持できること。スクリッチフィールドさんは、ダイエットの最中には、何度か体重が増加することをあらかじめ計画に入れておくようにとアドバイス。自分の体に逆らうのではなく、体にあわせて機能するような方法を選びましょう。

「体重が落ちるべくして落ちるときは、それを維持するのも簡単だろうし、無理せず幸せな生活も送れるでしょう。たとえば朝のワークアウトに備えて十分に休むために、ちゃんとした時間にベッドに入ったり、バランスの取れた食事を楽しんで、ピザを食べに行くことには執着しなくなったり。人間はもともと体格に個人差があるのは自然なことだし、万人にとって体重を落として維持できる方法が研究で確立されているわけでもありません。体重は常にコントロールできるとは限りませんが、自分が何を選択するのかは、常にコントロールできることなのです」

 

まとめ

「みんながやっているから」という理由で根拠のないダイエットに飛びつくのは危険です。
これまで話題になったダイエット法の中には、効果がないばかりか逆に太りやすい体質に変えてしまうものも含まれています。自分の体の仕組みをよく理解して、健康的に痩せる方法を考えましょう!

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