コントロールカラーは化粧下地の後、ファンデの前に使うものです。
気になる肌のシミなどをカバーしようとして、ついつい厚塗りメイクになってしまっているという方も多いのでは?ファンデーションが厚塗りだと化粧崩れ、老け顔に見えがちなど、残念なことになってしまします。そんなお悩みをコントロールカラーで解決しましょう。
でも、自分に合うカラーは何色なのでしょうか。今回は、自分に合ったコントロールカラーを選ぶコツをお伝えします。
コントロールカラーのタイプ
まずは、どういったタイプのコントロールカラーを使用すれば良いのかを解説していきます。コントロールカラーには、主にリキッドタイプとクリームタイプがあります。初心者さんだと、どちらを使えば良いのか迷ってしまいますよね。
リキッドタイプはなめらかで伸びが良いです。部分的に使用するだけでなく、顔全体に塗るのにも適していますよ。また、透明感のある仕上がりになりやすく、よりナチュラルです。
一方クリームタイプは、若干粘度が高め。部分使用に適しています。少量でしっかりと発色し、カラーコントロール機能に加えて、凹凸などをカバーできるアイテムもあります。
使い心地、塗る箇所など、どういった効果を求めたいかで選ぶべきタイプが異なってきます。より自分の悩みをカバーできそうなものをセレクトしてみてくださいね。
何色を使用すれば良いの…?色味を選ぶコツ
コントロールカバーを選ぶ時に一番悩むのは、その色味かと思います。「ピンクは血色を良く見せる」といった一覧表を見かけることもあるかもしれませんが、全部覚えるのは大変ですよね。そこで、色味を選ぶ時に頭に入れておきたいことをお伝えします。
色相環の補色を使おう!
美術の授業などで色相環を習った記憶がありませんか?実はそれがキーポイント。ざっくりと、「黄色→黄緑→緑→青緑→青→青紫→紫→赤紫→赤→橙」という感じで、虹色のように色が並んでいる円形が色相環です。色相はもっと細かく分けられますが、ここではざっくり思い浮かべる程度で充分。
虹色の円の中で、ある色の反対側に当たる色を「補色」と呼びます。12色相環でいうと、赤の補色は青緑です。補色は混ぜると無彩色になります。それぞれの色味を打ち消し合うのです。これが、コントロールカラーの色味を選ぶ時のミソ。自分の肌悩みの色の補色に当たる色味を使用すれば良いのです。
コントロールカラーを選びたい時に、何色が良いのか迷った場合は、ざっくりと色相環を思い浮かべてみると選びやすくなりますよ。
顔色別コントロールカラー一覧表
色相環を踏まえた上で、どんな悩みにどんな色味が良いのかを一覧にしておきます。
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- 赤みが気になる方
この場合はグリーンです。赤ら顔などで顔全体の赤みが気になる場合はリキッドタイプを。ニキビ跡などピンポイントの赤みをカバーしたい時はクリームタイプを。
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- 顔色が悪い方
顔色が悪いのは、青っぽく見えている状態なので、ピンク系を使ってみましょう。全体的に顔色が悪いと悩む方が多いかと思うので、リキッドタイプでカバーするのがおすすめです。
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- 黄ぐすみが気になる方
顔全体が黄色っぽくくすんでいる方は、パープル系を使ってみましょう。パープル系は透明感も出してくれるので、そういった効果を狙いたい方にもおすすめ。
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- どんよりしたくすみが気になる方
青紫っぽい、どんよりぐすみが気になる方は、イエロー系を。健康的な肌色に見せてくれます。また、日本人にとっては馴染みやすい色味でもあります。ちょっと顔の色味が気になるな、という時は使ってみて。意外と万能色なのです。
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- クマやたるみが気になる方
クマやたるみの影が気になっている方は、ぜひオレンジ系を。オレンジは影色消しにも有効なのです。補色からはズレますが、オレンジ系はダークな茶くすみにも効果的。
初心者さんでも上手にコントロールカラーを塗る方法
最後に、コントロールカラーを塗る方法についてです。初心者さんだと量が分からずカバーし切れなかったり、逆に塗りすぎてテカテカになってしまったりという話も聞きます。特に、顔全体に塗る際に失敗しやすいようです。
顔全体に塗る時は、半顔ずつ塗って確かめてみるのがポイント。少量手に出して、顔半分に塗ってみましょう。そうすると、素顔の色味と比較することができます。きちんとカバーできているかどうかを確認しながら量を調節できるので、より効果的に使用することができますよ。
コントロールカラーを駆使してナチュラル美肌!
選び方から塗り方までご紹介しましたが、いかがでしたか?初心者さんにはハードルが高いと思われがちなコントロールカラーですが、上手に使えば自然な美肌メイクが叶います♪ぜひコントロールカラーを上手に使って、崩れにくい美肌メイクに仕上げてみてくださいね。
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