今年は「やること」を増やすのではなく「やらないこと」を決める

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年の初めには、なにかと目標を掲げるものです。実現したいこと、勉強したいこと、買いたいものなど、いまの生活にプラスすることばかり考えがち。今年は視点を変えて「やらないこと」を挙げてみませんか? やることはむしろ減らして、生活や心を研ぎ澄ますことを提案する記事を、マイロハスのなかから集めました。

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何でもかんでも捨てるのをやめる

「断捨離」や「ミニマリスト」の流行りとともに、シンプルな暮らし方が良しとされる世の中。でも、「とにかくモノを排除しなくては」と考えるのはちょっと違う気がします。デンマークで生まれた、心地よさを重視した暮らし方「Hygge(ヒュッゲ)」は、ミニマリズムにあたたかさをプラスした、いま世界が注目している価値観。人間関係や生活習慣などから余計なものを排除するのは変わりませんが、大事なのは「排除」よりも「何を残すか」。自分の好きなもの、心地いいと感じるものに囲まれていることで、はじめてホッとする心のあたたかさを得られるのかもしれません。

失敗に執着するのをやめる

反省は素晴らしいことですが、それよりも「いったんその経験を終わらせること」が大切。過去の焦りや失敗にフォーカスしているとき、脳はクリエイティブな思考から離れ、より「できない自分」になってしまっているのだとか。それよりも思い出したいのは「できた自分」。過去の成功体験が、さらなる飛躍へ繋がるステップになるようです。過去を引きずらず、上手に付き合いながら自分を再構築するクセを身に付けたい。

変化に抗うのをやめる

人は、ものごとがいつまでも同じままでいてほしいと考えがちですが、実際に何ひとつ変わらないでいることを想像すると、なんともつまらない。自然界をみても、静止しているものはひとつもありません。環境や時間に合わせて変化していくのは、自然の摂理に沿ったナチュラルな姿。無理に変化に抗うことをやめたとき、真に生きることがスタートするのかも。

感情に振り回されるのをやめる

専門家によると、「怒りは人生を壊す唯一の感情」なのだとか。問題なのは、怒ってしまうことではなく、怒りをコントロールできないこと。怒りの感情と上手につき合う「アンガーマネジメント」によって、怒りへの耐性が身に付きます。物事の捉え方を少し変えるだけで、怒りが「リクエスト」に変わるといいます。自分が変わることで、見える世界も変わってきそう。

強がったりカッコつけたりするのをやめる

仕事でも、家事や子育てでも、ひとりの社会人として「日常のルール」に従って生きる私たち。強く在りたい、頑張りたいと思えば思うほど、そうではない自分に落ち込むことも。表面的なことだけで判断するのではなく、そろそろ「頑張っている自分」を深い部分で認めてあげましょう。「出来る女」のイメージばかり追いかけるのではなく、ときには「出来ない女」として周りの人に寄りかかれる心の余裕を身に付けたい。

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「やらないこと」を決めるのは、積極性や情熱に欠けるようなイメージがありましたが、むしろ自分としっかり向き合い、受け入れ、着実に前に進める方法なのかもしれません。肩の力が抜けた、シンプルで心地よい日々が送れそうです。

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