熱しやすく冷めやすい「蛙化現象」とは|なりやすい人の特徴&克服方法を徹底解説

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「蛙化現象」になりやすい人の特徴&克服方法を徹底解説

恋愛において、多くの男女が「蛙化現象」に悩んでいます。

それってなに?という方のために今回は、「蛙化現象」について詳しくご紹介します。

「蛙化現象」になりやすい人の特徴や克服方法も合わせてご紹介しますので、最後までチェックしてみてくださいね。

蛙化現象の意味とは?


出典:shutterstock

まず「蛙化現象」は、『かえるかげんしょう』と読みます。

「蛙化現象」とは、片思いやアプローチ中は相手のことが大好きで長所しか見えなくても、振り向いてくれたり、相手も自分に好意を持っていると知った途端、興味を失ったり気持ち悪く感じたりすることを意味する心理学用語の1つです。

「片思いから両思いになると突然相手のことが嫌いになる」という一見矛盾した心理で、主に女性に発現するものだと考えられています。

多くの場合、蛙化現象には相手に非がありません。経験のない人には不可解とも思える蛙化現象ですが、恋愛を楽しめない、自分でも理由がわからないなど多くに人の悩みの種となっています。

蛙化現象の原因

1.自己評価の低さ


出典:gettyimages

蛙化現象をたびたび起こす人の多くは、自己評価の低さが要因だと考えられます。

一見、明るく自信家に見える人でも片思いの相手が振り向いた途端に興味を失う恋愛を繰り返している人は、自分にネガティブな感情を持っている人が多いです。

人には自分の思い込んだイメージを正しいと錯覚する側面があります。自己評価の低い人は愛されたいと望んでいても「自分なんかが愛されるわけがない」と思いこんでしまうのです。

実際に自分の好きな人が自分に好意を持つと「あり得ない、正しくない」と相手への恋愛感情自体を消し去ろうとします。この時に起こるのが蛙化現象です。

また、自己評価の低さから、自分を好いてくれる相手に対しても「自分と同じく価値がない、センスがない相手だ」と見下すこともあります。

2.理想と現実のギャップに幻滅


出典:Freepik

誰しも自分の理想を意中の相手に反映してしまうものです。外見で好きになった場合、相手の性格を想像で作り上げることもあるでしょう。

ところが、実際に付き合ってみると予想しなかった発言や行動に幻滅してしまい「私の王子様はこんな人じゃない」と急速に冷めてしまうこともしばしば。

お互いに新たな一面を見せ合い、理想と現実のギャップを埋める努力をしたり歩み寄ったりすることがとても大切。

しかし、恋愛経験が乏しかったり理想が高すぎたりすると、そうした考えにシフトできず蛙化現象を引き起こしてしまうのです。

3.両想いをゴールにしすぎていた


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恋愛のゴールをどこに置くのかは、人それぞれ。しかし、「蛙化現象」で終わった恋の場合、「両想いになること」を無意識のうちにゴールと設定していた可能性も考えられます。

『両想い』の次がイメージできず、次のステップに進むことに恐怖や違和感を持ち、冷めてしまう場合があるのです。

また、「両想いになったんだからもう終わりでいい」と心のどこかで思っていると、相手が距離を縮めようとした時に嫌悪感が湧き起こりやすいでしょう。

4.性的行為に嫌悪感を感じてしまう


出典:gettyimages

若い女性に多いのがスキンシップや性行為が苦手で、相手にも嫌悪感を抱くケースです。

男性は、好意を抱く相手とはキスや手を繋ぐといったスキンシップを望みます。当然その先には性行為も期待しているはず。

彼の性的欲求を感知すると一気に恋心が冷めたり、生理的に彼を受け付けなくなる女性は少なくありません。

現代でも多くの女性が「性的行為は慎重に」と教えられて育つので、スキンシップや性行為に応じることに罪悪感や嫌悪感を持ってしまうことも蛙化現象の要因の1つと言えるでしょう。

蛙化現象が起こりやすい女性の特徴・診断

1.理想が高く幻想を抱きがち


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恋愛の理想が高く幻想を抱いている女性は、気になる相手が現れると自分の理想を投影することが多いでしょう。

こうしたタイプの女性は、恋愛だけでなく自分自身や仕事・勉強などにおいても理想を追い求めるタイプ。理想と現実のギャップに対応できるようにしておきましょう。

2.恋愛をすること自体が好き


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恋愛の駆け引きや交際当初の恥ずかしさやくすぐったさなどが好きな女性も蛙化現象が起こりやすいタイプと言えるでしょう。

恋愛に積極的で成功体験もそれなりにある女性が多く、次の恋をはじめることに戸惑いがありません。そのため、せっかく振り向かせた彼との関係も安易に断ち切ることができます。

誰かを好きになると一気に盛り上がりますが、相手からの好意が見えた途端、急激に冷め、次のターゲットを探すことを繰り返すでしょう。

3.男性経験が少ない


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男性経験や恋愛経験が少ない女性も蛙化現象が起こりやすいです。

性的なスキンシップが苦手だったり、男性特有の言動を理解していなかったりするため、簡単に幻滅してしまいます。

片思いしか経験していない人の場合、両想いやお付き合いが始まると次に何が起こるかわからず、不安に駆られ、こうした不安を相手への嫌悪感と捉えてしまうことがあります。

蛙化現象の治し方・克服方法は?

1.恋愛から距離を置く


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片思いから両想いになった途端、相手を嫌いになる恋愛パターンを何度も繰り返している人は、蛙化現象が定番になり癖になっているのかもしれません。

「これが自分の恋愛の仕方だ」と心のどこかで決めつけていませんか?

蛙化現象が癖になっている人は、しばらくの間、恋愛から離れて趣味や仕事など別のことに打ち込んでみるのがおすすめです。

恋愛から距離を取っている間に、自分自身や自分の恋愛パターンを見つめなおすことができるはず。一度、立ち止まって自分と向き合ってみましょう。

2.冷めることを怖がらない


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片思い中には知らなかった相手の男性の意外な一面を見て、驚いたり少し残念に感じたりすることは誰にでもあること。

人間には『逃げれば追う・追われれば逃げる』習性があることから、片思いだったはずの相手との距離が急速に縮まると冷めたり逃げたくなったりするのもおかしなことではありません。

片思い中のテンションで相手を追い続けると疲れてしまうため、時には冷静さを取り戻す必要もあるでしょう。

両想いになったことで訪れる冷静さを恐れていたり、罪悪感を持っていたりすると彼に対しての恋愛感情自体を否定することに繋がります。

彼に好意を抱いた時から「両想い後は嫌な部分が見えてくるかも」と頭の片隅で準備しておくことで、蛙化現象を落ち着かせることができるでしょう。

3.いろいろな男性のことを知る


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彼に対して、勝手なイメージや幻想を強く抱きすぎていると、そのギャップに蛙化現象を起こしやすくなります。

端からみるとどんなに完璧に見える男性であっても付き合いが始まってから知る一面に幻滅することがあります。

男性に慣れていない人は、男性特有の体の特徴や思考回路を、本やネット、友達の体験談などで少し勉強しておくと良いでしょう。

4.自分を好きになる


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蛙化現象で悩んでいる女性に、一番トライしてもらいたいのは、自分を好きになる努力です。

「自分に自信がないから、自分を好きになってくれる人を探す」という思考回路は捨てましょう。

まずは「自分には魅力が備わっているのだ」と自分に言い聞かせてみて。少しずつ自分を褒めて、自分を好きになることから始めましょう。

「彼へのアプローチを頑張っている」「振り向いてもらえた」など自分の身に起きた事実を自信につなげられると尚良いですね。

5.完璧を求めない


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理想が高く、完璧を求めてしまうタイプの人は、蛙化現象を起こしやすいといえます。

さらに、こうしたタイプは完璧を求めすぎて常に緊張状態にある人も多いでしょう。緊張状態で日々過ごしていれば、小さな幸せや相手の長所を見逃してしまうこともあります。

理想が高い人は、まずリラックスする時間を作りましょう。こだわりを捨て、ありのままを受け入れたいと心から思うことができれば、完璧主義から解放され恋愛も楽しめるようになるでしょう。

6.付き合う前に相手をよく知る


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蛙化現象を起こしやすい人は、外見や表向きの性格だけに惚れ込んでしまうケースがあります。

意中の彼が振り向いてくれると「逃さない!」と焦ってしまう人は多いですが、度重なる蛙化現象で悩んでいるのなら、次のお付き合いは相手をよく知ってから始めるようにしましょう。

彼のことをよく知らないまま付き合い始めると、結果として短所ばかり目についたり、ギャップにドン引きしてしまうことも…。彼のことをよく知って、受け入れる体制が取れた上で、お付き合いをスタートさせると良いでしょう。

彼をよく知らない状態で両思いになった場合は、「付き合いを始める前に、あなたのことをよく知っておきたい」「いつも焦って付き合って上手くいかないから、ゆっくり次の段階に進みたい」と自分の気持ちを相手に伝えましょう。

もしも彼が慎重に関係を進めたいあなたに冷めてしまうようなら、相手は本気ではない可能性が高いです。付き合う前からあなたの意見を尊重してくれる人こそ、あなたにふさわしい人と言えるでしょう。

もし蛙化現象に陥ってしまったら

1.相手の良いところを再確認する


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蛙化現象が始まると、相手の嫌な部分にばかり目がいきがちです。そんな時は、相手の良いところや付き合い始めた頃に惹かれた部分を思い返してみましょう。

きっと、彼が変わってしまったのではなく、あなたの勘違いや彼に備わっている長所が見えなくなっているだけなのかもしれません。

また、昔から「短所は長所」とよくいわれます。彼の長所を確認することで、いやだと思っていた部分も彼の良いところだと気付ける可能性もあります。

2.苦手なことを素直に伝えよう


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彼のスキンシップが苦手な場合には、素直に伝えることも大切です。気持ちを伝えることで、お互いを知ることに繋がりますし、何より我慢をしていると相手への嫌悪感に発展しかねません。

「否定する気持ちはなく苦手」「時間をかけたい」などあなたの気持ちが素直に伝わるような言葉を選べると良いですね。

面倒くさかったり、ケンカになるのが怖かったりする人もいると思いますが、恋愛は話し合いやいざこざを繰り返しながら関係を深めていけるものです。正直な自分の気持ちを伝えてくださいね。

3.ゆっくりと時間をかけて距離を近づけて


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蛙化現象を克服させ、彼との距離を近づけるには、ゆっくりと時間をかけることがとても大切です。人によっては、急速に距離が近づきすぎると、急激に離れたくなる場合があります。

付き合い出した頃は線引きが難しいですが、自分にとって無理のないスピードや距離感を守ることを徹底しましょう。自分のペースが崩れると彼との関係や恋愛感情自体を否定したくなります。

素直に気持ちを伝えられれば良いですが、それが難しい場合は用事や仕事などを理由に少し会う頻度やLINEの量を減らすのも良いでしょう。自分が疲れないペースで関係を深めていけると良いですね。

「蛙化現象」を克服しよう

今回は、「蛙化現象」について詳しくご紹介しました。

いかがでしたか?

蛙化現象は、片思いやアプローチ中の相手から好意を持たれると、嫌悪感を抱いたり恋愛感情が冷めてしまったりすこと。まだ世間に浸透しているとは言い難い専門用語ですが、多くの人が恋愛において経験している症状です。

好きな人に振り向いてもらうことは本来は幸せなことであるはずなのに、その気持ちや相手を否定するような感情が湧きあがってくると、恋愛自体に臆病になることもあるはず。

今までの恋愛で蛙化現象が何度も起こっている、現在蛙化現象に陥っている最中だ、という人はこちらの記事を参考に相手との関係や恋愛感情の修復できると良いですね。

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