心臓の音や川のせせらぎの音を聞いているとき、またキラキラする木漏れ日や星のまたたきを見ているときなど、不思議と心が落ち着きますよね。心も身体もリラックスすることができるのは、「f分の1のゆらぎ」を聞いたり見たりしているからです。木漏れ日や星のまたたきと同様に、キャンドルの炎も「f分の1」のゆらぎで、私たちに癒しを与えてくれます。おもてなしや特別な場合だけでなく日々の生活の中に取り入れてみたいキャンドル。今回はどんなキャンドルがあるかその種類と、キャンドルホルダーについて紹介しましょう。
キャンドルの種類はさまざま
ミツバチの巣を精製した蜜ろう(みつろう)。蜜ろうキャンドルは、その蜜ろうでつくる、体にも環境にも優しいキャンドルです。蜜ろうの色には、蜂が食べた花の色があらわれるので、例えばトチの木の花を食べるとオレンジ色に、キハダの花を食べると黄色にと、色が変わっていきます。通信販売などでは、蜜ろうや、蜜ろうキャンドルを自分でつくれるキットを購入することもできます。
こちらは、カヌレの形をしたみつろうキャンドル。本物?と見間違えてしまうのも、あながち間違ってはいません。カヌレの外側にかかっている「カリッ」とした食感のものは、実は蜜ろうなのです。
ソイキャンドルは、ソイ(大豆)ワックスを使ってつくるキャンドル。蜜ろうキャンドルと同様、体にも環境にも優しい自然の素材を使ったキャンドルです。蜜ろうと比べると、低い温度で火がつくために、長い時間をかけて火を灯すことができます。ソイワックスも市販されているので、自分好みのアロマオイルを入れて、オリジナルのキャンドルをつくってみてはいかがでしょうか?
美しい華やかな見た目で、人気の高いボタニカルキャンドル。ドライフラワーやプリザーブドフラワー、木の実などをワックスで固めてキャンドルにしたものです。入れる花や木の実の色によって、全く印象は変わります。飾って眺めておくだけでも楽しめるボタニカルキャンドルですが、火を灯すと内側からの光で花びらが照らされとても美しく。キャンドルを日頃使う習慣がない人でも、インテリアとして使えますのでプレゼントに贈るのもよいですね。
火を灯したときの香りを楽しむのが目的のアロマキャンドル。アロマは、リラックスや安眠、消臭など様々な効果があります。寝室やリビング、玄関や廊下やお手洗いなどを、自分の好きな香りで満たして、心地よい時間を過ごしたいものですね。
和ろうそくは、全てが植物性のものでできたキャンドルです。キャンドル本体には、蜜ろうやソイワックスに加えて、ハゼの実や米のヌカのろうなどもなども使われます。また、キャンドルの芯にも和紙やいぐさ、綿などが使われています。和ろうそくの炎がゆらりゆらりと大きく揺れる様子は、見ているとほっこり暖かく、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
こちらは、火をつけずに花の代わりにお供えとして使う和ろうそくです。一本一本を職人が丁寧な手作業でつくるため、一度にできる本数も限られていますが、形も模様も非常に美しいろうそくですね。
キャンドルを飾りたくなるステキなキャンドルホルダー
こちらは、デンマーク王室御用達のガラスメーカー、ホルムガードのキャンドルホルダーです。優美なカーブが洗練されモダンな印象を出してくれます。おもてなしのときには、こんなキャンドルホルダーでお出迎えしたいものですね。
こちらは、デンマークのインテリアブランドであるHAYのキャンドルホルダーです。個性的な形でお部屋のインテリアのアクセントにもなってくれますね。
たくさん並べて火を灯せば、幻想的でな厳かな雰囲気となりますね。
こちらは、イッタラのカステルヘミのキャンドルホルダー。緑以外にも、赤や青、水色と色の種類がたくさんあって、色違いで欲しくなってしまうことでしょう。
緊張をときほぐし、心を穏やかにする茶色。茶色のキャンドルホルダーで灯を灯して、心も体も1日の疲れを癒しましょう。
おうちの窓から漏れるキャンドルの灯りは、見ていると心温かで優しい気持ちにさせてくれます。
リースの中にキャンドルをおけば、テーブルの上がさらに華やかな雰囲気になるでしょう。
おもてなしのときには、いつもよりフォーマルな雰囲気にチャレンジしてみてはいかがでしょう?こちらのキャンドルフォルダーは、フォーマルな印象ながらもモダンな雰囲気となっています。
まとめ
私たちの心や身体を癒してくれるキャンドルの炎。毎日の生活に、ぜひキャンドルを取り入れてみてくださいね。
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