長く付き合っていると訪れるといわれている、7年目の倦怠期。
倦怠期というのは夫婦やカップルがお互いに飽きて、二人の関係に嫌気がさしてしまう時期をいいます。
グラミー賞歌手のアデルの例を見ながら、心理療法士が語る「7年目の倦怠期を乗り越える方法」をご紹介しますので是非チェックしてみてくださいね!
7年以上にわたる交際を経て、夫と別れたアデル
グラミー賞など15もの受賞歴を持つ歌手アデル(30歳)と実業家で慈善家のコネッキ(44歳)は、ふたりの関係を長年にわたって内密にしてきました。2012年10月にアデルは息子アンジェロを出産、2017年に密かに結婚式を挙げています。
しかし、先日破局。7年以上も一緒に過ごしてきたふたりが、ついに関係を終わらせることにしました。アデルの広報担当ベニー・タランティーニとカール・フィッシュは、AP通信への声明でこの事実を認めています。
「アデルと彼女のパートナーは破局しました。ふたりは一緒に息子を大切に育てていきます。またこれまで通りプライバシーの尊重を望んでおり、これ以上のコメントはありません」と声明文にはありました。
『People』誌の報道によると、ふたりはロンドンと2016年に家を購入したビバリーヒルズの2か所で暮らしていたようです。結婚生活がうまくいかなかった理由は、はっきりとわかりません。
倦怠期は7年目にやってくるのか?
一般的に結婚生活や、パートナーとの関係を長続きさせるにはどうしたらよいのか、人間関係の専門家でいくつもの著作もある認定心理療法士のジン・ラヴ・トンプソン博士にヒントを聞きました。
7年経つと倦怠期が訪れるという考え方は、古臭い迷信のように聞こえるかもしれません。でも長期間の交際や結婚生活を経ると、お互いにつきあい始めた当初とはだいぶ違っているために、ふたりの関係も変化している可能性があります。
「結婚には必然的に現実が伴ってきますが、新婚当時の輝きが失われてから、そうした現実がますます目につくようになるんだと思いますね。特に30代半ばから40代にさしかかると、現実の生活のあれこれが個々に形を変えながら同時に押し寄せてきます。それがまさしく問題を生む要因になるんです」とトンプソン博士は説明しています。
現実的なことを話し合おう
しかしここで、相手と結婚した理由をはっきり理解してパートナーと正直に話しあうことで、将来立ちはだかる問題に対処できるだろうと博士は言います。
「これから先ふたりがどうしていきたいのか、パートナーとオープンに話し合っていく必要があります。相手との絆と愛情を深めて、今後起こり得る未知の障害をきちんと乗り越えていくために、積極的に自分がどんなことをしているのか話しましょう。いつか起こりそうな問題について予想して、実際にそうなったらどう対処するのか、あらかじめ計画を立てて約束事を決めておくことです」
関係性を更新しよう
お互いの気持ちが離れていくように感じ、当然のように互いに甘えてしまっているような気がするなら、相手との関係が自分にとってどんな意味があるのか、そして一緒に問題を乗り越えるにはどうしたよいのかを再評価する時期です。
「ふたりの仲を長続きさせるには、パートナーとともに成長して進歩してくことが必要不可欠です。関係を持続させる唯一の方法は、変わること。オープンな心で、パートナーとともに進化することができること。年齢を重ねるごとに、ふたりとも成長していかなくてはならないのです」
カウンセリングもひとつの手
またトンプソン博士は、結婚カウンセリングや夫婦で受けられるセラピーを検討することも勧めています。パートナーとさらにうまくコミュニケーションする助けになるし、ふたりの関係に潜む問題点をはっきりさせるのによいでしょう。
「心理療法士は一貫して関係性におけるコミュニケーションの手段やそのやり方について話し合います。それがパートナーとより深く結びついて、その状態をキープするための最も大事なスキルだからです。心が親密につながっていなければ、気持ちは次第に離れていってしまいます。それに、結婚が破綻しかねない無数の困難や危険というのは、そうしたすれ違いから生じるからです」
まとめ
いかがでしたか?
倦怠期で悩んでいる方、付き合っていく過程で倦怠期にぶち当たったときにどうすればいいか不安な方は今回紹介したことを是非頭に入れて、倦怠期という危機を乗り越えて幸せな未来を手に入れましょう!
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