知らず知らずのうちにどんどん増えていく”シワ”…。
シワというのは自然な老化現象のひとつ。年齢を重ねていくと、肌の弾力が失われてコラーゲン(肌にハリを与える繊維)の生成が減り、目やおでこ、口、さらには首などの周りに小ジワや深いシワができます。
シワができやすいかどうかは、親から受け継いだ遺伝的な影響もあり、特定の人種的背景も関係していることが研究で発表されています。
とはいえ、年を取るにつれて見た目が変化するのをコントロールする術がないわけではなく、シワを減らすにあたって、やってはいけないことがあります。
タバコを吸うのは、NG?
タバコを吸わないというのは、健康全般にとって最善の選択肢のひとつ。ある種のガンや心疾患のリスクを軽減するほか、より長期間にわたりシワも(それも体全体のシワを!)予防してくれるのです。
喫煙者のシワは、大抵は人生のかなり遅い時期にならないと現れないのですが、350人の非喫煙者、現在喫煙している人、過去に喫煙していた人を調査した研究では、20歳から39歳の現在喫煙している人に「極めて微細の表面のシワ」の兆候が見られることがわかりました。
その理由は、タバコに含まれるニコチンが皮膚の最上層にある血管を狭め、その過程で血流が止まるからだと、アメリカの大手総合病院であるメイヨークリニックは説明しています。そのため酸素が減り、ビタミンAのような有益な栄養素が肌に届きにくくなってしまうのです。
さらにタバコには、コラーゲンやエラスチンにダメージを与える化学物質が大量に含まれています。また、タバコを吸う際の特定の顔の表情(たとえば唇をすぼめるなど)も小ジワの出現を早めてしまう可能性があります。
顔の集中エクササイズは、NG?
ほおを膨らませる、舌を突き出す、口をすぼめるなど、大げさな表情で顔の筋肉をぎゅっとしめると、自然に肌がリフトアップする……そんな話を耳にしたことはありませんか?
しかし研究では、そのような結論は出ていないようです。逆にそうすることで、自然に生まれるシワが余計に深くなってしまうかもしれない、とボストンのベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンター皮膚科専門医レイチェル・V・レイノルズ医学博士は注意を促しています。
だからと言って、笑ったりしないほうがいいということではありません。笑うときに使う筋肉をただ動かすだけでも実際に幸せな気持ちになり、あなたをより信頼できる人に見せると、2017年に発表された138の研究のメタ分析が示しています。
日焼け止めなしで外出は、NG?
シワを予防し、日光によるその他のダメージを防ぐには、できれば紫外線を防ぐ効果をもつ化粧品に頼るのではなく、ちゃんとした日焼け止めを早めに、かつ頻繁に塗ること。老化などの日焼けダメージの80%が紫外線によるものだからです。肌の色が濃い人の場合でも同様です。
日焼け止めをたっぷり塗るのがよいというのには別の理由もあります。『Dermatologic Surgery』誌に掲載された2016年の研究で、SPF値の高い日焼け止めを塗ることで、シミを減らし、顔色も明るくなり、肌のキメもなめらかになり、肌が自ら修復するのを促す可能性があることがわかりました。
UVA(肌の奥まで達する紫外線)とUVB(日焼けの原因となる紫外線)を両方防御するためにも、日焼け止めはSPF30以上のものを選びましょう。2時間ごと、あるいは水泳や汗をかいたらその都度塗ること。メイクの上から塗り直すのがいやなら、UVパウダーがタッチアップ用に便利です。
まとめ
いかがでしたか?
知らず知らずのうちにシワの原因となることを行っていた人も多いのでは?
肌への負担に気を付けながら、ストレスなく健康的に生活することでシワを減らすことができます。今回ご紹介したことを気を付け、シワを撃退しましょう!!!
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