ダメなの?!~断捨離で捨ててはいけないものとは?~
不要なものを捨てて、身の回りをすっきりと整理できる断捨離。
「断捨離=捨てる」というイメージが強いですが、断捨離は単に不要な物を捨てるだけでなく、物の整理を通して人生が変わる効果的な方法と言われています。断捨離とは、やましたひでこさんが提唱している片付け論です。
執着を手放すヨガの「断行」・「捨行」・「離行」という3つの考え方を日常の片付けに応用したもの。
断…不要なモノを断つ
捨…不要なモノを捨てる
離…物への執着から離れる
つまり、不要なものを捨てて増やさない、物に執着をしないで身軽に生きることを目指す考え方なんです。
しかし、断捨離をはじめたら勢いあまって、あれもこれもと捨ててしまい、後悔したという話もよく耳にしますよね。
せっかく快適な暮らしのために断捨離したのに、不便になったり後悔したりしては本末転倒。 そうならないためにも、断捨離をはじめる前に、捨ててはいけないものを知っておきましょう。
そこで今回は、断捨離で捨ててはいけないものをご紹介します。
断捨離をして後悔しないように、ぜひチェックしておきましょう。
目次
断捨離で捨ててはいけないもの10選
断捨離を行っているうちに、さまざまものを捨てたくなる気持ちの波がやってくることがあります。
効率よく断捨離を進めるために、その波に乗ることも必要です。しかし、勢いのままに本来捨ててはいけないものまで捨ててしまい、後悔してしまうことも少なくありません。
断捨離で失敗しないためにも、捨ててはいけないものをあらかじめチェックしておきましょう。
①重要な書類
出典:pintarest
各種証明書や契約書、帳簿などの重要な書類は、捨ててしまうと再発行などの手続きに時間や手間がかかったり、トラブルに発展したりすることがあります。
不動産、銀行関係の契約書、保険証券、年金証書などは大切に保管しておきましょう。カードや公共料金の利用明細書、領収書や給料明細などは、一定期間保存したのちに処分すると良いですね。
チラシやダイレクトメールといった類の書類は、迷わず断捨離してかまいません。
重要な書類は、ジャンル別にファイルに保存し、決めた保管場所にしまっておくことで間違って捨ててしまうトラブルを回避することができます。書類を取り出すことは普段の生活ではあまりないので、邪魔にならない押入れなどに収納して保管しておくのがおすすめです。
②二度と手に入らないもの
出典:pintarest
写真や思い出の品、コレクションの限定品などは、慎重に断捨離しましょう。もちろん不要であれば断捨離するべきですが、後からまた手に入れることはできない可能性も念頭に置いておくことが大切です。
心の中で大切に思っているものを無理に捨てる必要はありません。これらを断捨離の流れに任せて捨ててしまうと、大きな後悔になってしまうことも。
とはいえ、物が多くなってしまうと保管するのも大変です。その場合には、大切ないくつかのものだけを残しておき、あとは写真に撮ってデータとして残すという手もあります。
③手放すと生活の質を下げるもの
出典:pintarest
断捨離モードが加速すると、必要なものまで不要に見えることがあります。ゴミはほうきで掃けばいいと掃除機を捨ててしまったり、必要以上に衣類を処分してしまったり。
捨て始めると止まらなくなって、生活に必要なものまで捨ててしまうことも少なくありません。なくなることで必要だったと気づかされてしまうことも、断捨離をしている上でよくあることですよね。
せっかく断捨離したにもかかわらず、余計な出費がかかったり生活が不便になったりしては本末転倒。断捨離する前に、それがない生活について想像してみることも大切です。
④緊急時に必要なもの
出典:pintarest
頻繁に使うものではないけれど、いざという場合に必要な防災用品や喪服なども捨ててはいけないもののひとつです。
予測できない自然災害は多く、いつ何があるか分からないため、とくに防災用品に関しては捨ててしまわないようにしましょう。たぶん大丈夫だからなど、根拠のない自信から捨ててしまうと、万が一の際に命を落とすようなことにもつながりかねません。
また、喪服は葬祭場などでレンタルできることもあります。しかし、もしもできない場合のことを考えると、やはり断捨離せずに持っておくべきものだといえるでしょう。
⑤自分以外の所有物や共有物
出典:pintarest
他の人の所有物や自分を含む複数人で所有しているものを勝手に捨てることは、断捨離でのNG行為のひとつ。この場合、親子や夫婦などの家族も自分以外に含まれるので注意しましょう。
自分のものを断捨離していると、家族の持ち物まで気になり始めるのはよくあることです。しかし、ものを捨てる基準は家族といえども人それぞれ。勝手に家族のものを捨ててしまうことは、大切な信頼関係を傷つけることにもなりかねません。最悪の場合、裁判にまで発展してしまうかも…。
必ず事前に確認してから捨てる、きちんと話し合って捨てる基準を決めるなど、断捨離のルールを共有しておき、トラブルを避けるように心がけましょう。
⑥先祖代々受け継がれてきたもの
出典:pintarest
日常で使わないものといっても、先祖代々受け継がれてきたものを安易に処分するのはおすすめできません。二度と手に入らないだけでなく、自分のアイデンティティを形作ったものであったり、歴史的に価値があったりすることがあるからです。
捨てるきっかけがなかったなど、特に意味なく保管し続けられてきたようなものであれば、手放しても良いでしょう。しかし、何代にも渡って受け継がれたものについては、たとえ使う予定がないものであっても、何か意味のあるものかもしれません。それに誰かがずっと大切にし続けてきたものかもしれないこともあります。
そのため、先祖代々の品物は、ルーツをたどってみるなどして良く考えてから断捨離するかどうかを考えましょう。少なくとも勝手に判断せず、家族に相談してみるのをおすすめします。
⑦消耗品
出典:pintarest
これから使う予定の買い置きの食品や日用品などのストックは、断捨離すべきではありません。たとえ一時的に収納スペースを取ってしまっていたとしても、使ってしまえば良いのです。この場合、捨てることはお金を捨てることと同じことになってしまいます。
ストックは有事の際の備蓄にもなるため、ある程度は必要なものです。ただし、使う予定で買ったものの気に入らず収納スペースを占有しているものや使用期限が切れてしまったものについては、躊躇なく断捨離しましょう。持っていても使う機会は訪れないでしょう。
ストックの量が気になるなら、「これは〇個まで」など種類別に個数を決めておき、それ以上は増やさないようにするなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。
⑧季節のアイテム
1年のうちに使う機会が少ない、季節のアイテムも整理するために処分したいと思いがちですが、安易に断捨離してはいけません。
たとえば、使っていない扇風機を捨てようかと思っている場合も少し待ちましょう。夏になれば必要になりますし、たとえ今シーズンは使わなかったとしても、来シーズンではエアコンを使うまでもない気温が続いて扇風機を使いたいと思うことがあるかもしれません。
夏は邪魔だと思っている毛布も、冬になると必要になります。比較的温かい地域で何年か使っていない場合でも、突然寒さに襲われる可能性は十分にあります。もし捨ててしまったら、必要になったときにまた買わなければならず捨てたことを後悔してしまいます。
季節のアイテムは、今使わないからといって必ずしも不要なものではないことを頭に入れておきましょう。
捨ててしまって、必要な時にまた購入するのは、無駄遣いだといえるでしょう。
⑨売れるもの
出典:pintarest
リサイクルショップなどで売れそうなものは、絶対に捨ててはいけません。
ブランド品など確実に売れるものであれば、買い取りに出すのがおすすめです。入手不可能なレアものやコレクションなどに関しては、高価で買い取りしてもらえることもあります。また、手間はかかるものの、フリマアプリで売るのもおすすめです。
売れるものを「売るのが面倒だから」と捨ててしまうと、自分にとっては要らないものであっても後々「捨てなければ良かった」と後悔する可能性が多いにありますので、気をつけましょう。
⑩たまにしか使わないが必要なもの
出典:pintarest
普段は使う機会が少ないものの、必要になるものは捨ててはいけません。たとえば、印鑑や朱肉などが良い例でしょう。
近年は印鑑ではなくサインが用いられる場面が増えていますが、やはり契約関係については印鑑が必要なことが多いです。印鑑が見当たらずに困ったこともあるのではないでしょうか。
銀行預金についても、普段はキャッシュカードを使うので印鑑は要らないと思いがちです。しかし、窓口で登録事項の変更などを行わなければならないときには、届出印が必要になります。
たまにしか使わないものを断捨離しようとするときには、それをなぜ持っていたかを考えてみてください。そうすれば、あとで必要になるものかどうかを判断できます。
断捨離の目的を理解してから断捨離を始めよう!
今回は、断捨離で捨ててはいけないものをご紹介しました。
いかがでしたか?
断捨離の目的は、快適な空間を手に入れ、ものを持つことのしがらみから離れることです。
しかし、捨てることに快感を覚え、ものを捨てることが目的になってしまうと、あれもこれも不要な気になり、大切なものまで捨ててしまうことになりかねません。
捨てることは目的ではなく、あくまで手段であることを理解しておくことが大切です。
ぜひこちらを参考に断捨離を始めてみましょう♪
コメント