なぜ女性は美しいもの、可愛いものが好きなのか?男女の本質の違い

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ほとんどの女性は美しいものが大好きだと思います。ダイヤモンドやクリスマスのイルミネーション、ゆるキャラや、デコレーションケーキなど。では、なぜ女性は美しいものに惹かれるのでしょうか?今回はそんな女性の本質ともいえる「美しいものが好き」な理由に迫ってみたいと思います。

視神経における男女の差について

美しいものや色鮮やかなものを目の前にすると、女性はパッと視界に入った印象だけで「きれい!」と感じてしまいますよね。そのほかにも、動いているから目につくとか、自分好みだからとか、そういう理由ではなく、普通に町中を歩いている時にも、美しいものが視覚に飛び込んでくるような感覚はありませんか?

しかし、この感覚は女性特有のもので、男性の場合はきれいなものよりも、動いていたり変化があったりするものに興味を示します。

実は、この差は医学的な根拠があり、男女の目の構造の違いによるものということがわかっています。ひとつめの違いは、目(眼球)にある網膜(もうまく)が、女性に比べて男性の方がかなり厚いということ。ふたつめは、視神経細胞の種類と存在する量の違いで、女性はP細胞の方が多くて、男性はM細胞の方が多く存在しているということです。

【それぞれの細胞の特徴】

  • P細胞→小さくて薄い形状→色覚、質感、形を認識して情報を集める
  • M細胞→大きくて厚い形状→動き、方向、急な変化を認識して情報を集める

女性が美しいものに反応するのは、このふたつめの違いである細胞の種類の違いがポイントで、つまり、M 細胞が多い男性の目は動きのあるものに反応しやすく、P細胞が多い女性の目は色の鮮やかさや、いろいろな形に反応するということですね。なんとなく、思い当たる部分がありませんか?

女性ホルモンの影響によるもの

目の構造の違いだけではなく、女性ホルモンの存在も影響しています。

女性らしさを作る女性ホルモンは、ふくよかな曲線美や胸のふくらみを作ったり、妊娠や出産のための準備を整えたりする働きがあります。また、身体の変化だけではなく、女性特有である母性本能を高めることも女性ホルモンの働きによるものです。

これは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が、脳に働きかけるために起こる心の変化ですが、この働きのおかげで心が穏やかになったりやさしくなったりします。赤ちゃんなど小さくて弱いものを愛おしく思う気持ち、母として守ろうとする気持ちや、可愛いもの美しいものに対して素直に感動する気持ちなどが生まれてきます。

美しいものや可愛いものにひかれることに、女性ホルモンが直接作用する訳ではありませんが、女性ホルモンが身体に働きかけるおかげで、心にそういう変化が生まれるということですね。これも、男性にはなかなかわかりにくい感覚ともいえるでしょう。

男性脳と女性脳の違いによるもの

photo by Fotolia.com

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もともと女性は、男性に比べて左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部分が大きいといわれており、これによって左右の脳の情報伝達がスムーズだと考えられています。一方で、男性の場合は片側優位性が強いといわれ、女性とは脳の機能や使い方の違いがあります。

たとえば、男性は空間を認識する能力や、ものごとを理論的に考える力に優れており、どちらかというとひとつのことを集中して行うことの方が得意です。それに比べて女性は、感覚的にものごとをとらえることができるので、同時に複数のことをこなせますし、流暢に言葉を延々としゃべることができます。

このあたりは、男性脳と女性脳の違いとしてよく知られています。そのほかにもこれらの機能の違いから、女性の方が男性よりも五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)が発達しており、より繊細で敏感に感じることができます。

つまり、女性は視覚から飛び込んでくる情報と、五感から感じる情報、女性ホルモンの働きなど、いろいろな方面からの影響で、美しいものや可愛いものに敏感に反応しそれらを好むようになっているのです。

終わりに

男性と一緒にショッピングに行くと、ささいなことで意見が割れることが多々あると思います。これはお互いの興味のベクトルが違うというだけでなく、二人の見え方そのものが違っているのかもしれません。

男女は根本的に違うもの。このことをよくわかっておくだけで、小さな衝突を回避することができるかもしれません。

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