【恋人が出来ないあなたへ】元祖モテ男太宰治が残した最強の「恋愛格言」!

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恋愛においてはその人生を持って「波乱万丈」を表した小説家の太宰治

彼は恋愛について様々な名言格言を残しています。

そこで現代にも通じる「恋愛格言」を分かりやすく解説していきます。

あなたの恋愛に対する先入観が、くつがえされるかもしれませんよ。

恋愛はチャンスでなく、意思である

「太宰治全集」の中の「チャンス」という文章の中で、恋愛についてこう記しています。

人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだ。と、したり顔して教える苦労人が多いけれども、私は、そうでないと思う。

私は別段、れいの唯物論的弁証法に媚こびるわけではないが、少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。

私はそれを、意志だと思う。

いくらチャンスがあっても、そこに自分の意思がなければ恋は始まらないのです。

恋とは性的愛のことで、下心なく恋が始まるなんてことはない、とも続けています。

ポジティブに見えて後ろ向きな表現がさすが太宰といったところです(笑)

片思いこそ常に恋の最高の姿である

太宰は、「チャンス」の最後をこう締めています。

恋愛は意志に依るべきである。恋愛チャンス説は、いんらんに近い。それではもう一つの、何のチャンスも無かったのに、十年間の恋をし続け得た経験とはどんなものであるかと読者にたずねられたならば、私は次のように答えるであろう。

それは、片恋というものであって、そうして、片恋というものこそ常に恋の最高の姿である。

庭訓ていきん。恋愛に限らず、人生すべてチャンスに乗ずるのは、げびた事である。

(出典:太宰治 チャンス 

「片思いこそ常に恋の最高の姿である」確かに片思いは辛くて苦しいけれど、同時に何か満ち足りたような不思議な気持ちになりますよね。

しかしこれは、女性に不自由ない人生だった太宰だからこその名言ですね。

言葉のない愛情なんて独りよがりだ!

太宰治の名作「新ハムレット」で印象に残った名言です。

愛は言葉にして伝えなければ意味がない!という太宰の強い思いが伝わって来る一節です。

言葉の無い愛情なんて、昔から一つも実例が無かった。本当に愛しているのだから黙っているというのは、たいへん頑固《がんこ》なひとりよがりだ。

好きと口に出して言う事は、恥ずかしい。それは誰だって恥ずかしい。けれども、その恥ずかしさに眼をつぶって、怒濤《どとう》に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛情の実体があるのだ。

黙って居られるのは、結局、愛情が薄いからだ。エゴイズムだ。どこかに打算があるのだ。あとあとの責任に、おびえているのだ。そんなものが愛情と言えるか。

てれくさくて言えないというのは、つまりは自分を大事にしているからだ。怒濤へ飛び込むのが、こわいのだ。本当に愛しているならば、無意識に愛の言葉も出るものだ。どもりながらでもよい。たった一言でもよい。せっぱつまった言葉が、出るものだ。

(出典:太宰治 新ハムレット 

まとめ

告白するのが照れくさい、恥ずかしくてとても言えないと思っているあなたへ。

それは自分を大事にしているからだ!という太宰治の深い愛情表現です。

勇気が出せずに二の足を踏んでいる方は、一歩踏み出す勇気を持ってみてください。

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