なすが美味しい季節になりましたね!煮る・焼く・揚げる、どんな風に調理しても美味しくいただけてさらにお味噌汁に入れてもOK、と本当に万能な夏野菜です。今回は、そのなすを素焼きにして本来の美味しさを味わえるレシピをご紹介します。揚げずに作れるので低カロリーなうえ、味付けは酢をいれてさっぱり仕上げます。薬味がなすの美味しさをよりいっそう引き立ててくれる夏らしい1品ですよ。
材料の働きと効果
なす
なす独特の紫色の皮にはポリフェノールの一種である「ナスニン」が含まれています。そのため抗酸化作用から美肌効果・アンチエイジング効果が期待できます。またナスニンは、眼精疲労にも効果的だといわれています。さらに、なすはカリウムも多いため、むくみ解消や血圧の安定をサポートしてくれます。
ねぎ
ねぎ特有の香り成分である硫化アリルは、ビタミンB1といっしょに摂ることで疲労回復の効果が発揮され、夏バテ予防にも効果が期待できます。今回は、もち麦や卵といっしょに食べることで疲労回復に効果的です。また、アリシンにはコレステロールを減少する働きがあることも報告されています。
ナスのさっぱり煮浸し(1人前 142 kcal)
材料(2~3人分)
- なす2本
- もち麦(ゆでて水切りしたもの)大さじ2
- 水300cc
- 生姜適量
- ゆで卵2個
- ねぎ適量
- 花鰹適量
- 【A】
- みりん大さじ1
- 砂糖大さじ2
- 黒酢大さじ1/2
- しょうゆ大さじ3-4
作り方
- 1
なすは縦半分に切って水につけてアクぬきをしたら、グリルで素焼きにします。
- 2
片面約7分ずつ焼いたあと、冷めきらないうちに皮と身をはがします。
- 3
生姜は細切り、ゆで卵は輪切り、ねぎは小口切りにします。
- 4
鍋に、水を入れて火にかけて沸騰したら、もち麦と調味料【A】をすべて入れて再度沸騰させます。
- 5
鍋に2のなすを加えて、弱火で10分ほど煮込みます。
- 6
お皿に5.のなすを盛りつけ、仕上げにゆで卵、ねぎ、生姜をのせて、花鰹をふりかけたら完成♪
ポイント
なすを、皮と身にわける作業は熱いうちに行うのがポイント。やけどに注意して、スプーンなどを使って行うと皮がはがれやすく作業しやすいですよ。できあがったらすぐに盛りつけず、鍋の中で2~3時間置いておくと味がしみて、よりいっそう美味しく頂けます。冷やして食べるのもおすすめです。