でも実は、そのストレス解消法が、逆にストレスを溜める結果になってしまっていることもあるのです。
今回は、逆効果となってしまうストレス解消法をご紹介します。
実は逆効果なストレス解消法① 愚痴を言い続ける
確かに、話を聞いてもらうこと自体はストレス解消に良いのですが、愚痴ばかりをずっと言い続けていると、そのネガティブな感情が増幅されてしまって逆効果に……。
例えば、ちょっとした不安があった時、そのことを口に出し続けていることで、不安がどんどん大きくなり、ついには不安で押しつぶされてしまうということも、あるのだそう。
また、ずっと愚痴を聞かされている周りの方も、あまり良い感情を持ちません。自分が溜まっているからと言って、他人にストレスを与えるのは良くありませんね。
たまには愚痴を言いたくなることもあると思いますが、毎日、そればかりを繰り返すのは避けましょう。
実は逆効果なストレス解消法② ストレスを受けた直後にお酒を飲む
実はアルコールは、飲むタイミングによっては、逆にストレスを増加させてしまうこともあるんです。
ストレスを受けた直後にアルコールを摂取すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが抑制されるそう。そのため、一旦、気分が晴れたように感じるのです。
実際には、コルチゾールはストレスに対応するホルモンであるため、必要な時に抑制されてしまうと、逆に全体としての分泌量が増加する可能性があるのだとか。
お酒を飲むとしたら、ストレスを受けた直後はNG。ちょっと落ち着いてからの方が良さそうですね。
また、ストレス解消のためにお酒を飲むときには、一人で飲むのはやめた方が無難です。
人と話しながらお酒を飲むことは楽しく、気分転換になりますが、一人で飲んでいると考え込んでしまうこともあり、ストレスを逆に生み出すことがあるからです。
ひどい時はアルコール依存症にもなりかねません。お酒とはうまく付き合っていきたいものですね。
実は逆効果なストレス解消法③ 睡眠をとり過ぎる
睡眠は、体の疲れだけでなく、脳の疲れも癒してくれるので、嫌なことがあっても、一晩ぐっすり寝たら気が晴れた、ということも多いのではないでしょうか。
しかし、このストレス解消に有効な睡眠も、とり方によっては逆効果になってしまうことも……。
特に、疲れた人がやりがちな「寝だめ」はNGと言われています。
睡眠のサイクルが変わってしまうと、体内時計が狂い、睡眠の質も低下してしまいます。
そうすると、眠っても溜まったストレスを解消できず、すっきりしない朝を迎えることになってしまうのです。
日々のリズムを守るためには、平日と休日の睡眠時間の差は2時間以内にとどめるようにしましょう。
一時的にストレス解消したような気になっても、長期的に見ると、逆効果になっていることが意外とあって、驚いたのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに、さらにストレスを溜めてしまわないよう、気を付けていきたいものですね。